悠久のティアブレイド -Fragments of Memory- 感想2(フューチャー(シュド、アタルヴァ))
感想
感想1からの続きです。
フューチャー感想
シュド(cv.石川界人)
※「悠久のティアブレイド -Fragments of Memory-」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社およびデザインファクトリー株式会社に帰属します。
シュドのアイデンティティーの話。
……えっと、ハッピーエンド後の日々、にしてはハードすぎません?
シュドが可哀想すぎじゃないですか、コレ。
メインヒーローだよねええ?
本編のシュドハッピーエンドは、メインヒーローらしく非常に前向きな感じでした。過去とはきっちり決別して、自分たち(だけ)の力で歩み始める、みたいな。
けど、確かに、他の攻略キャラのハッピーエンドに比べて実は状況的に厳しいよなとは思っていたんですよね。
ネオスフィアもクレイドルもティアブレイドも失い、イヴちゃんもナノマシンを切り離してフツーの人間になっている上にアタルヴァもヤジュルもロウもいない。(アタルヴァは生きてますが……)
おまけに国家権力とのつながりもありませんし。つながりと言えばせいぜいカーマイン氏ですけど、別に融通利かせてもらえるようなものではない。
本編はここで「エンド」だったので「犠牲はあったけど、良かったね」で終われましたが、ここからリスタート切るとなると無理ゲー感が漂うよなあ。強くてニューゲームの逆というか。
本編やエクリプスで肯定的に扱われていた、シュドに刻まれた「皆を守れ」という言葉や、現シュドと過去シュドの同一視が、このフューチャーでは否定的に扱われています。
ひねりが利いているというか、思わぬ方向から冷水を浴びせられたようなストーリーで、インパクトがあって大変良かったです。
シュドは物凄く可哀想でしたけどね。
まあ、シュドは本編の頃からして「どん底に落とされて、それでも自らの足で立ち上がる」キャラだからな。
ラストも、ハッピーエンド後のアフターストーリーとしてはなかなか厳しい状況だなと思いました。
シュドはどんだけ試練を与えられれば解放されるのか……これもメインヒーローだからなの? そうなの?
頑張れ、シュド!
アタルヴァ(cv.寺島拓篤)
※「悠久のティアブレイド -Fragments of Memory-」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社およびデザインファクトリー株式会社に帰属します。
アルカディアの遺産に手を出したら、その執念に絡め取られそうになる話。
こちらもハッピーエンド後の話にしては、「もうちょっと手加減してあげたらどうだい」と言いたくなる話でした。
シュドフューチャーほどじゃないですけれども。
ミイラ取りがミイラになりかけたとはいえアタルヴァに責任のある話ではないですし、国家権力は味方側だし、クレイドルもシュドもすぐ手助けしてくれますし。
何よりアタルヴァだし?(ひどい)
シュドほどの可哀想感はありませんでしたね。
まあ、せっかく髪型も、本編の過去ロウと同じポニテから変わって自己を確立したというのに、ここでもロウ呼ばわりされるのはちょっと可哀想でした。
それもよりによってイヴちゃんから。
最終的には、イヴちゃんからナノマシン切り離せて地上浄化できるよ良かった! という感じですので、こちらの感想も「良かったね」という感じではあるのですが、シュドフューチャーの厳しさが一層際立つなあとプレイしながら思いました。