kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

蛇香のライラ ~Allure of MUSK~ 第二夜 アジアン・ナイト 感想2(鱗希驪)

個別キャラ感想

感想1からの続きです。

 

鱗希驪(cv.佐藤拓也

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鱗帝国の第二太子。ぽんこつ可愛い。すっごくまともな人。舞が得意。

 

鱗帝国皇帝陛下が、誰にも陛下呼びしてもらえないのがすごく気になってしまった……

ご本人ご登場の際に黒幕女史が「皇帝っ……!」とかおっしゃったのが極みでして、本人に面と向かってそんなこと言うか? とちょっとかなり戸惑わざるを得ませんでした。

陛下呼びするとライザール王陛下とかぶって字面上混乱するからとか?(ライザール王も陛下呼びしてもらえてませんが)

だったら、中華風世界観ならもっといい尊称があるじゃないですか、ほら、「主上」というアレが!

 

とか、希驪君とは関係ない細かいところが気になってしまう……

 

 

なんか、これぐらいの尺だと、政変とか改革とかやられるより、こぢんまりと惚れた腫れたやっててくれた方がまとまりがあって良いですね。

皇驪兄上ルートよりはいろいろともにょらずに済みました。

 

希驪君は皇驪ルートとか共通ルートでも「第二太子だからこう兄と違って暇」みたいな台詞とか状況がちょこちょこ出て来ており、私の中で「第二太子ってそんなに暇なの?」問題がございました。

だって皇太子でないとはいえ継承権第二位、皇太子のスペアポジですよ? 皇驪兄上に何かあったら継承権回ってくるんですよ?

普通に考えたら、そんなポジションの皇子がそんなに暇なわけないじゃないですか。

というその辺の疑問について、きちんと説明されていたので、大変良かったです。

 

キャラクター的には、皇驪兄上が意外とまともだったので、希驪君にはアレさを期待していたのですが、期待を裏切って(?)物凄くいい子でしたので、逆にすがすがしかったです。いや、逆にじゃないか、ストレートにすがすがしかったです。

希驪君は感情むき出し系の素直良い子なので、基本的に攻略キャラに対して常に「むき出しの感情見せてみろ」と思っている人間としては、非常に好感が持てました。

 

これまでの3名(ヴィンス殿下、ロラン様、皇驪兄上)は、バッドエンドだと必ず変態性があらわになっていたと思います。そう、堅物優等生のヴィンス殿下でさえ。

ですが、希驪君はバッドエンドであっても単なる(?)死亡エンドでしたので、その辺からもまともさが遺憾なく発揮されておりました。

 

ストーリー的にも恋愛的にも、特にひねりとかなく単純な惚れた腫れたですけど、希驪君がとにかくぽんこつ可愛くて良かったです。

あと、ストーリーが分かりやすかったですし。

そして、シリーン嬢が全然密偵に向いていないのが大変顕著でありました。

 

シリーン嬢が希驪君の私室を借りて休ませてもらうシーンがあるわけですが、シリーン嬢も希驪君も不在の折りに、部屋が荒らされる事件が発生します。

シリーン嬢は自分のことで大事にしたくないと、「犯人を捜さなくていい」と希驪君に言うわけですが、ダメだろ?

シリーン嬢云々じゃなくて、鱗帝国第二太子、継承権第二位の私室への侵入者ですよ?

正直、希驪君が何と言おうと、宮廷側が問答無用で捜査する案件じゃなかろうか。

 

まあ、希驪君が立場の割に放置気味に育てられた理由は語られましたが、少し間違えば殺害されていたかも知れない案件でさえも放っておかれるほど、希驪君は要らない子扱いなのだろうか……

皇驪兄上があの調子(白娘子ラブ)なので、スペア兼血筋残し役として、希驪君かなり重要だと思うんですけども。

 

希驪君、もっと政務関係のあれこれとか、自分のぽんこつさとかで苦悩してくれるかと思っておりましたけど、特にそんなことはありませんでした。

でもひたすらぽんこつ可愛かったのでまあいいや……

 


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