kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

VARIABLE BARRICADE 感想1(八神那由太)

はじめに

オトメイトさん最後のPS VITAソフトですね……

というのは別にプレイしたきっかけではないんですが、改めて公式サイトを見てみると感慨深いようなそうでもないような。

 

プレイしようと思ったきっかけとしては、作品コンセプト(絶対落ちてやるものか)が面白かったのと、主人公ボイスありに興味があったからです。

 

プレイ順は
八神那由太→黛汐音→石動大我→光森壱哉
です。

 

そんな感じで感想です。
声優さんの氏名は敬称略です。

 

ストーリー概要

名門であり大財閥でもある東条家の跡取りである主人公・東条ヒバリは、ある日突然祖父の策略により花婿候補4名との同居生活を余儀なくされる。

花婿候補達はどうやら皆問題のある人物のようで、ヒバリは決意する。絶対落ちてやるものか、と。

とか言いつつ落ちちゃうヒバリお嬢様、という話。(身も蓋もない)

 

個別キャラ感想

八神那由太(cv.下野紘

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※「VARIABLE BARRICADE」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社およびデザインファクトリー株式会社に帰属します。

 

一言で言うと大型犬。暴走しやすく、恋愛的には激鈍。肉体的には超人で、とても強い。あとメンタルも強い。20歳。

 

キャッチコピーは「歩く借金製造機」で、実際その通りなのですが(物を壊して弁償したり詐欺に遭ったり)、基本的にも応用的にも大変素直な良い子。

なのですが、大変面倒くさかったです(けなしているわけではない)

ショタ那由太と着ぐるみ那由太が大変可愛かったです。

あと、ギャラリーのエンドリストを開くときのシステムボイスが、中の方の声質と演技力と相まって大変ヤバイ。こんなに罪悪感を刺激されるシステムボイス初めてだ……

 

キャラクター的には、大財閥の(次期)当主の婿には全く向いてないだろう……というのが第一印象でした。

というか、クリアした現在でもその印象は変わっていないのですが。

まあ、那由太は仕事モードでいれば落ち着いていられますし、春日の言っていた婿の条件を併せて考えれば、向いていないこともないのですかね。

 

虎次郎叔父さんが、子供の頃に抱いた夢をそのまま持って現在に至っている那由太のことを「あいつの素直さを見くびってた」みたいなことを言っておりましたが、この性格のまま成人してしまったということは、物凄く頑固でわがままなのでしょうね。

 

ストーリー的には、ヒバリお嬢様が落ちるまで、と落ちてから、の二段階構成。落ちてやるものか、とか言ってる割にヒバリお嬢様がチョロすぎる……

その第一段階のラスト付近で、那由太は実は婿ではなく護衛志望であり、これまでも恋愛的な意味でアプローチをしているつもりはなかった、ということが発覚するわけですが。

ヒバリお嬢様の背後霊をしているこちらから見ると、「そう言うならそうなのかなあ?」程度。他のルートをプレイしていないので比較は出来ませんが、「恋愛的な意味でのアプローチである」前提で見ていても、特段違和感は覚えなかったです。

これは、ヒバリお嬢様と那由太の性格が関係しているんだろうか。

 

ルート前半に出て来たキーワードが、ラストに向けて集束してくる感じが大変良かったです。戦隊ものDVDとか、映画「ガーディアン」とか、犬の着ぐるみとか、ヒバリお嬢様の足とか。

ヒバリお嬢様が着ぐるみを踏むときの、ぽにん という効果音が大好きです。

 

恋愛面では、周りの皆のアシストっぷりが面白かったです。特に花婿候補の残り3人。

あんな、最後の最後まで那由太自身の気持ちについて手取り足取り説明してくれるとか、那由太本当に激鈍である。

正直、共通ボード序盤では、見所があるな! と思ったのは大我だけ(時点で那由太)だったのですが、那由太ルートでの皆さんの頑張り(那由太サポート)を見ていると、なんか候補のうち誰とくっついても良い結果になりそうだねと思いました。

そりゃ乙女ゲーなのでなかなか悪い結果にはならないでしょうけども。

 

那由太激鈍はもちろんことがこじれた大きな原因ではあるのですが、でもヒバリお嬢様も、自分の気持ちを伝えるのに映画の台詞になぞらえたりしなければ、そして真実を知ってからもすぐにきちんと自分の気持ちを伝えていれば、ここまで大事にならなかったのではないでしょうかね。

鈍+プライド(保身?)+立場のヒバリお嬢様と激鈍那由太の組み合わせ、周囲は本当にもどかしかったろうな……

 

ラブエンドの積極的になってるヒバリお嬢様、そして那由太に壁ドンするヒバリお嬢様が非常に良かったです。

 

 ところで、某謎のお兄さんは、お見合い相手ということでよろしかろうか?

 

 

 


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