kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

所長と助手達の絆の物語(「黎の軌跡」クリア)

黎の軌跡(アニエス・クローデル)

「軌跡」の新シリーズ1作目にしては珍しく、非常に後味良く終わってくれました。

 

英雄伝説 黎の軌跡 (クロノキセキ) 公式サイト

 

たとえて言うなら、「零の軌跡」みたいな後味の良さ。

終章のタイトルが「いつか還る貴方のために」だし、終章始めてみたらヴァンが物凄く「裏解決屋を休業(廃業?)してイーディス離れる予定」感を醸し出し始めますし、そもそも「軌跡」だし。

これぜってー後味良い終わりにならんだろ、「空FC」とか「閃」1、3あたりみたいな阿鼻叫喚エンドだろ(リィンはどちらも自分の意思ではないのでアレですが)。

 

と覚悟していたのですが、そしてさすがの安定感でそうなりかけたのですが、助手達が(拳で)所長を引っ張り戻してくれたー!

良かったですよもう。

謎は一部解明されたものの更に別の謎を呼ぶ感じでしたし、マルドゥック社とは結局あまり絡みませんでしたし、ゼクトアームズ社の件は全く触れられませんでしたけども。それにゲネシスの最後の1つも行方不明のままですが。

恐らくこの後、彼らには更なる困難が待ち受けているだろうとはいえ、「黎の軌跡」というこの作品に関しては、ヴァンと助手達が笑顔で終幕を迎えられて良かったです。

 

人間関係の件は……決着つきませんでしたね。

そのこと自体は良いのですが、一定以上の女性キャラ全員に可能性が残る描き方で、ファルコムさんがプレイヤーの反応を窺っている感が出てたのはちょっと……

「閃3」で良い感じになってからの「閃4」で台無しにされたユウナとクルトを思い出してしまって、あまりいい気持ちにはなりませんでした。

恋愛絡みの関係性を出すのなら、続編の本編中で! 固定ヒロインで! 描写して欲しい。

個人的にはエレイン希望(強調)ですけど、アニエスでもいいので。(個人的にはアニエスは、恋人というより戦友ポジションなんですよね……)

リゼット、ジュディスをはじめとする他女性キャラは、ここから固定ヒロイン格上げになると下剋上感が強すぎるので、出来ればやめてほしいな……

 

と、いちプレイヤーとしての希望を一応記しておきます。

 

ということで、「英雄伝説 黎の軌跡」をクリアしました。

終章長っ! ほぼ周回しませんでしたが、結構時間かかりました……

過去作、特に「閃3」~「創」あたりでは、レアクォーツやレアアクセサリー入手のために湯水のようにUマテリアルを消費したので終盤ガシガシ周回してましたが、今作は一通りスロット開封して普通に工房のクォーツ作成で作れるクォーツでスロット埋めれば、それ以上のセピスやUマテリアルの使い道があまりないような?

ゆえに、周回の必要性もあまり感じませんでした。キャラレベルが上がってきてからの獲得経験値量の減衰も顕著ですし。

ラストダンジョンで、強敵3体・タクティカルボーナス×2以上で倒して取得経験値が2桁だったときは、さすがの私も真顔になりました。

 

終章は、オラシオンでの一件の後、ヴァンが助手の皆さんに今後の身の振り方を考えるようにと言い渡し、雰囲気がアレな感じになったところからスタートでした。

アーロンは、憎まれ口を叩きつつ、他の助手の皆さんを慮る発言をするところが、やっぱりいい子だなあ。

ジュディスも、ドジっ子ネタキャラの割に、本質を突く発言をよくしますよね。解決事務所の面々の中では、ヴァンの次に年長ですし、ここぞというときはやはり年上キャラだなという感じですね。

ジュディスに先の発言をたしなめられて後、ヴァンがジュディスに向かって言った、

「変身する痛いヤツ同士、持ちつ持たれつ、ゆる~く行こうぜ」

という台詞が凄く好きです。序章の「バケモン化」同様、ヴァンのキャラがよく出ていると思います。

というか、本当に、グリムキャッツ化って何なんですかね……

 

11月30日(昼)の解決屋業務の際にオーベル地区に行ったのですが、アラミスの先生や菓子店アンダルシアのパティシエさんに「君は、もしかしてヴァン君!?」みたいな反応をされていて笑いました。

イーディスに帰ってきてから、一度もこの地区を訪れなかったんでしょうか、ヴァン君……お気に入りのお菓子屋さんもあるというのに……

業務や行動範囲がかぶっているにもかかわらず、つい先日まで幼馴染み達と顔を合わせなかったことと言い、何なんですかね、この徹底した過去の遠ざけ具合は。

そしてここまで徹底して過去と関わらないようにするのなら、ヴァンはなぜイーディスに戻ってきたのでしょうか。

 

アンダルシアのパティシエさんが、高校生当時のヴァン君が「少し恥ずかしそうに買いながら、とても幸せそうに食べてくれた」との証言をしたことに、己の目を疑いました。

あの、気合いの入った甘党のヴァンが、スイーツを買うのに、恥ずかしそうな顔をするだと……!?

なるほど、それからの7年間? 8年間? でヴァンは大分甘党レベルを上げたということですね。あとまあ、当時は思春期だったでしょうしねえ。

 

そんな感じで4spgをこなし、前半締めくくりのダンジョンとして、タイレル地区の上水道へ。タイレル地区を探索できるようになって以来、ずっとここに行きたかったんですけど、終章でようやく入れました。

 

ようやくといえば、ルネとの共闘も、ここでようやくでした。

共闘というか、最奥までの道中二手に分かれたので、あまりヴァンと一緒に戦ってはいないのですが。

やはり遠距離はフィールドバトルが楽です。大体慣れたとはいえ、まだフィールドバトルにはすこしのおっくうさを感じてしまうのですが、遠距離リーダーだとそれが軽減されます。

その道中で、ルネ(と、助手達にルネ班ばかり過去話聞けるのはズルいみたいなことを言われたヴァン)は、高校時代の話をすることに。

ヴァンの高校時代もなかなか謎でしたので、わーいと思ったのですが、内容的にはプレイヤーも助手達も察している範囲で、知りたいのはその端折ったところなんだけどな? みたいな話でございました。

新情報としては、14歳の時にヴァンの引取先が変更になったということと、ヴァンとエレインが付き合い始めたのが高校1年の秋ということぐらいでしょうか。

あと、ヴァンが2年生の5月ぐらいに退学した際、ルネがまだ在学中だったようなので、アラミス高等学校が3年制というのも判明しましたね。名称も含め、リベール、帝国、共和国の中で、共和国の学制が一番日本に近いみたいですね。

 

その過去話の中で、さらっと自然にのろけるヴァン。

黎の軌跡(無意識の?のろけ)

無意識だったら最高に萌ゆる……

「事実を言ってるだけなので別にのろけではない」認識だとしても凄く萌えます。

開き直ったか何かで意識的にのろけてるんだとしても、それはそれで萌えますが。

ヴァン班にアーロンがいたら突っ込みが入って、無意識かどうかぐらいは判明したと思いますが、いないので好き勝手に想像するしかないですね。ジュディスあたりはキャラ的に突っ込んでも良かったような気がしますが、そこは大人の気遣いでしょうかね。

 

それにしても助手を雇うと、過去に酷い目に遭った経験や、恋愛経験まで開陳しないとならないのか……大変だな……

 

この後のボス戦では、後から到着したエレインも含め、幼馴染み3人(+助手1人)で戦闘できて楽しかったです。

モンマルトにてみんなでオラシオンの打ち上げ後、幼馴染み3人が屋上で語らうシーンも良かったです。

エレインと、ルネもかな? 彼らは幼馴染みで、ヴァンが離れていった過去の当事者であるがゆえに、助手達のようには一線を踏み越えられないのだろうな。

ヴァンにとっても、エレインとルネにとっても、3人の関係性は特別だと思うので、いつかきちんと互いに向き合い、受け入れ合う日が来るようにと、心から祈りたいです。

 

夜のコネクトシステム、1周目は基本的にメインキャラを選択することにしているので、ルネを物凄く選びたかったんですが、断念しました……2周目頑張ろう……

 

映画については、11月30日の夜を消化した時点で、残り2作の状態でした。

あれ? これまさか1周目だと全作見られないのか……? と危惧しておりましたが、結論から言うと、12月3日の昼に2作見られるのでコンプできます。

映画に限らず、1周目でコンプリート可能なものと不可能なものが分からない時点だと、ちょっとハラハラしてしまいますね……

 

12月3日、革命記念祭当日。

リバーサイドの橋の上にいる釣り師の人に映画パンフレット12種類全部渡すと、最強武器の素材と交換してくれる……だと……!?

(革命記念祭当日についての感想の第一声がそれ)

「閃3」からなくなった、本と最強武器素材の交換が復活したことにテンション上がりました。

 

あと、メールで「第7のゲネシスに気を付けろ」的な警告をしてきた「C」の件ですが、正直、《新生》の方の《C》さんなら、やる気になればこのくらいやりかねないと思ってしまった。彼らも、お世話になった村が壊滅させられてるわけですし、何か色々調べててもおかしくない気がしますし。

ですが、かつて帝国に2回現れた《C》とは別人だろう、みたいな話の流れでしたので、あの《C》さんとは違うんでしょうね。

で、ちょっと検討(妄想)してみたのですが、私としては、ディンゴ説を推したい。(←いまだにディンゴさん生存説論者)

誰かがヴァン達に警告を送るとして、知り合いなら匿名である意味がよく分かりませんし、本当に匿名にしたいなら、思わせぶりに「C」を名乗る必要はないわけですし。

その点、ディンゴさんなら、何らかの理由で生存していることを隠しているが、どうしてもヴァンに警告を送りたかったため、とか理由付けできそうですし。

あと、イニシャルがD.B(ディンゴ・ブラッド)なので、DとBの間を取って「C」を名乗ったとかなら、なぜ「C」を名乗ったかについてもも説明可能ですよね。

どうでしょうかね、次回作ぐらいで答え合わせできるんでしょうか。

 

革命記念祭は、助手の皆さんの中から1人を選んで巡回することに。

終章はMVPジュディス狙いでしたので、ジュディスにしようかとも思ったんですけど、ここは師父かなと。

……ヴァンのフェードアウト思考がかなり目に余るレベルでしたので、ちょっとベルガルド師父に目を光らせててもらおうと思いまして。まあ、ジュディスでも的確なツッコミを入れてくれそうではありますが。

結果、結構面白い会話がちょこちょこ聞けました。次は誰にしましょうかね……

 

当日の4spgに、またもや首都高ドラテク対決が……

第2章のラングポートまでの道中、第4章夜間の隠しクエスト(隠れてない)のハイブラッズとの対決に続いて3回目ですよ……さすがに多くないか。堅気の車に迷惑かけてるの見るのが辛いです。

第4章後半のラジコン対決はその点良かったんですけど、実車じゃないとダメなの……?

 

アニエス連れてのスイーツ探訪4spg中、アンダルシアにいるエレイン達に話しかけたところ、なんか非常に親しげな会話が発生し、喜ばしいと同時に、なんでヴァン今までそんなに避けまくっていたの……という気持ちになりました。

セリスに「この2人付き合ってないんだよね?」と問われ、アニエスが「今は付き合ってないみたいです」と答えておりましたが、別のキャラ連れてたらなんて答えてたんだろう……

 

そんな感じで(ヴァンのアレさはありつつも)みんなが嬉しげで楽しい革命記念祭でしたので、イベント消化するにつれ、……これ、今から惨劇が起こって記念祭が台無しになるんだよな……と何となく申し訳ない気分になりました。

女王生誕祭とか、学院祭とか、夏至祭とか、独立調印式とか。なんか祭系は台無しになったり直後に酷いことが起こったりする確率が高いですよね。

 

一通りイベントをこなすと、なぜかヴァンはシズナ姫と一緒にドライブをすることになるのですが、これ、第5章で共闘していなくても同じ展開なんでしょうか?

 

なお、終章の評価はこのタイミングでありまして、評価はSで、MVPはジュディスでした。 L.G.Cアライメントは、LAW-4、GRAY-4、CHAOS-4。

エストは全部こなしているはずなので、1周目ではこれ以上上がらないんですね。多分。

「全て5にする」みたいなトロフィーがありますので、周回すれば最終的には上げられるんでしょうけども。

 

シズナ姫とのドライブ中にメルキオルが首都の汎魔化なるものを実行し、死んだはずの《A》幹部や協力者が復活したり、首都に瘴気があふれて魔獣が出現したり、人や車等の時間が停まったりすることに。

 

汎魔化のために出現したゲネシスタワーですが、出現時の表現というか質感ですかね? がちょっとチープっぽいなと思ってしまいました。

ゲーム全体の質感になじませ切れていないというか。

「創」の逆しまのバベル出現は、迫力あって質感も良かったんですけど、まああれは「閃」~「創」までの技術の集大成でしょうからね……

 

各街区にバラバラになった仲間と合流しつつ街区の解放を進めていくうちに、動ける人と停まってしまった人の違いが明らかになるわけですが、これは秀逸でしたね。「創」でメンバーの多さを逆手にとってラピスと技術系メンバーの不在を隠したのと同等の秀逸さ。

ヴァンと1度でも話したことのある人は停まっていない。

つまり、序章でまず初めに感じた「話しかけられないNPCがいるのが信じられない」システムが、ここにつながっているわけです。

これは大変よい設定でした。

……それだけに、街区解放の終盤で、動けている人達の中に話しかけられないNPCが存在するようになるのが少し残念でした。名無し汎用台詞のNPCで構わないので、そこは話しかけられるようにしておいて欲しかったなあ。

 

街区解放については、アニエスのところが……辛かったです……

アニエスは問題ないんですが、一緒に捕まっていたレンが。

レンの過去って、私の中では「空の軌跡 the 3rd」(PC版)の扉(エピソード)の滅茶苦茶エグいやつなので。あのエピソードのレンの立ち絵の、どこかうつろな表情が忘れられない……

正直、肉体的にも女性的に成長していくレンを見ているだけでも、大きなお世話なんでしょうけど、過去のトラウマがぶり返さないか心配になりますし。

アニエスの呼びかけで己を取り戻していたところはさすがの精神力ですね。

 

ヴァンタイユ地区以外の街区が解放された後、サイデン地区のホテルに行くとロックスミス前大統領、ポランスキー議員、ギエン老の会談が催されているわけですが、その際にエリィの父らしき新人議員の名前が出ていて、おっと思いました。

ライアン君、共和党から当選してたのか。あと、名字はコネリーだったんですね。知らなかった。

メインヒロインの父とはいえ、現職はどうも胡散臭いですし、共和党が盛り返す展開になるんでしょうかね?

 

で、この状況の「鍵」であるヴァンと裏解決屋ご一行は、様々な勢力の協力の下、ヴァンタイユ地区に突入。

手数が足りずに苦戦しているところに、第5章の共闘勢力の皆さんがやって来てくれるわけですが、LAW、GRAY、CHAOSがそれぞれ4以上だと全勢力がやって来てくれる感じでしょうか?

私は3パラメータとも4で、全勢力がやって来てくれ、残り1つのターゲットをぶっ壊すぞ! な展開でしたが、これどれか欠けてたらヴァン達が壊す個数が増えたりするんでしょうかね?

 

その中で、非常に予想外の展開だったのがパパinアサルトフレームです。

パパinアサルトフレーム

……何やってるのさ、大統領……

やってることは非常識極まりないとはいえ、いいパパっぽい感じもしないではない。

と感じさせられてしまうのが、ロイ君の思惑通りというかファルコムさんの思惑通りというか、逆にちょっと構えてしまいました。

 

アサルトフレームは帝国の機甲兵と設計思想が違うということなので、もしかしたら人間が搭乗するんではなく遠隔操作なのかもしれないな、マルドゥック社が新規格の通信設備のテストしてるみたいだし。

と思っていたのですが、やはり人間が搭乗して操縦するのね……原則としてシャードスキルは人間にしか使えないようなので、《Xipha》活用前提で運用するんなら人間が乗らなくちゃいけないんですかね?

 

そんな感じで、ラストダンジョン・ゲネシスタワーに突入。

「黎」で長尺ダンジョン攻略するの、もしかしなくてもこれが初めてでは。オラシオンの地下遺跡も、全体では長かったですけど、上層・中層・下層と攻略するごとに外に出てインターバル挟むので、あまり長い感じはしませんでしたし。

ゲネシスタワー突入時点で、宝箱がコンプリートまで20個以上不足しており、非常に不安でした……

 

これまでも時たま体調に異変(?)を感じていたっぽいヴァンですが、ここに来て何か本格的に。

黎の軌跡(体調不良?)

……リィンせんせーかな?

それにしてもヴァンの謎引っ張りますねー。

ロイドさんやリィンせんせーも、事の真相に気付いた素振りを見せつつも、証拠がないとか今はそれどころじゃないみたいな理由で黙っていることが多々ありましたけど、ヴァンは己自身のことですからね。

 

中ボス配置は、ヴィオーラ&人形遣い、アレクサンドル&アリオッチ、メルキオル の順でした。

死んだはずの幹部達が復活した時点で、……あの苦悩は何だったんだよ……感が顕著だったんですが、彼らは某クロウや某ミリアムと違い、汎魔化の過程で再現された存在らしく、再度倒すと消える仕組みのようです。

 

ラストダンジョンに限りませんが、今作は「創」までに比べて、ボス戦の被ダメも与ダメも大きくなってますよね。検証はしてないので、私の体感的にですが。

結果、ボス戦が時短化されていると思います。「創」までは、難易度にもよりますが、ボス戦や幻獣みたいな強敵戦に30分近くかかるのもざらでしたからねえ。1発叩いた際の、HPゲージの減らなさに絶望を感じたり(いつものこととはいえ)。

「黎」のボス戦は、回復に忙殺されるキャラが出て来ますので、善し悪しのような気もしますが、やりたい方向性は理解できるかなと思います。

 

回復に忙殺されつつ中ボスを突破。

ジェラールのところにたどり着く手前で、宝箱も224個コンプリートできました。宝箱、全体の1割ぐらいラストダンジョンにあるんですね。

ラストダンジョンの宝箱としては、ちょっと中身が残念でした。最強クラスの防具とか、店売りされてないレアクォーツとか期待してたんですけど……

 

そして満を持してラスボス(っていうか)のジェラール・ダンテスと対峙するわけですが。

ジェラールが元教団関係者というのが明かされ、ヴァンが人体実験されてる風のぼかしイラストが出たあたりでうっすらそんな感じはしていましたが、ヴァン、やっぱりD∴G教団の被害者なのか……

D∴G教団の被害者多すぎません? 各シリーズに1人ぐらいずつは存在するような。

レン、ティオ、《魔弓》の人、で、今回ヴァンですか。

カトルもそうなのかな? はっきり言われなかったのでよく分かりませんが。

どんだけ手広いんだ、教団……

 

しかも、ヴァンは単なる人体実験被害者というわけではなく、元々体内に魔核なるものを宿していたせいで教団にとらわれ、無理矢理魔核を摘出され、それをジェラールに移植された ようです。

うーん、血筋や両親がはっきりしないので何でもありになりそう、とは思っていましたが、これはちょっとそれ以前の感じですね。その気になったら、更に血筋と両親の問題上乗せしてブーストかけられてしまいそうな境遇だな。

これは、さすがに、リィンせんせー以上の特殊な背景持ちと言わざるを得まい。

 

ボス戦は、通常版のジェラールに続き、魔神化ジェラールという2連戦でした。2戦目はグレンデル戦です。

通常ジェラールでも十分被ダメ痛かったし、行動順の回りも早かったため、HPの低いアニエスとか、結構ギリギリでした。

魔神ジェラールが、完全体になったら結社の最強(マクバーン)も超えるぞ とかおっしゃったので、反射的にそんなわけないだろ と思ってしまいましたが、実際どうなんですかね……

 

魔神ジェラールを倒し、魔核を引き剥がしたヴァンは、それを自らの中に戻して魔王と化し、自らを次元の狭間的な場所に封印する選択をするわけですが。

……リィンせんせー(ノーマルエンド時空)かな……?

 

異界の魔王であるマクバーンと、外典に記される漂泊の魔王は、ジャンル的には同類なんでしょうか。それとも全く別物なんでしょうか。

異界の魔王がゼムリア世界の人間の肉体を得た姿であるのがマクバーンで、漂泊の魔王の現界での依り代がヴァン。

魔王とヴァンは別人格なので、マクバーンとは違うか。でも、ゼムリア世界に顕現する手続き上の差違である可能性もなくはないのかも。

うーん、分からん。

 

真のラスボス戦については、割愛しますが、助手達が拳でヴァンを引きずり戻す展開が良かったです。

あと、前半戦で使われた「追放」が恐かった……「碧」あたりでも使われていた気がしますけど、多分ターン経過とかでは戻ってこないっぽいのが、かなり圧迫感でした。

 

ヴァンが魔核を摘出されないまま、普通に成長していたらどうなってたんでしょう。どこかの時点で魔王に体を乗っ取られるか、それともジェラールのように人格と行動がゆがんでいったんでしょうか。

 

結局、ヴァンが誰にも告げずいきなりアラミスを退学した理由は明かされませんでしたね?

教団の残党とかに接触されて、エレインとルネを巻き込むのを恐れたために姿を消した可能性と、「かつて自分から摘出されたものは何だったのか」を改めて思い知る何らかの出来事があって、自分に絶望したために姿を消した可能性、ぐらいしか、今のところは思いつかないなー。

続編で明かされるでしょうかね? あとヴァンの引取先その2が誰だったのかも知りたいです。

 

何にせよ、ヴァンが笑顔で終われて良かった。

黎の軌跡(ヴァン・アークライド)

……私、ヴァン好きすぎだな。このシーンとか、意味合い的に全員写るアングルでスクショするべきだったんだと思いますが、撮ったのこれだけだよ……

 

ところで、戦闘手帳(EX以外)コンプリート出来なかったんですが、何を見落としてるんだろう。

戦えるところは全て戦ったと思うんですけど……

選択による分岐先での戦闘とか、第5章の共闘勢力別による戦闘の差違は、確かEXに載る情報なので関係ないと思いますし。

 

英雄伝説 黎の軌跡」は、誤字が多いとかフラグ管理が若干甘いところがあるとか、戦闘時に敵味方行動順が分かりづらいとかカメラアングルの問題とか、問題点はあることはありますが、キャラクター達が(好き嫌いはあるにせよ)皆魅力的で、ストーリーもよく作り込まれていたと思いますし、大変面白かったです。

個人的には、もう少しやりこみ要素とかミニゲームを入れて欲しい気はしますけど、でもやりこみ要素これだけ少なくても1周目約140時間でしたからね……

 

ちなみに、私はproとかではない普通のPS4に外付けSSDつけてプレイしてますけど、あまりロード時間とか処理落ちは気になりませんでした。

まあ、たまにNPCの表示が間に合ってなかったり、ちょっとロードに時間かかってるかな? と感じることもありはしましたけど、許容範囲内かな。

 

さて。

2周目はナイトメアでプレイする予定ですが、この取得経験値の感じだと、終盤ではレベル差でごり押しは出来なさそうですね。

攻略サイトさんなども参考にしつつ、チャレンジしてみたいと思います。