BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ) 感想(ネタバレなし)
はじめに
Chapter2以降のネタバレ厳禁ということですので、ネタバレのない範囲で書いていきたいと思います。
恋愛面については軽く感想がありますので、ご注意。
なお、声優さんのお名前は敬称略です。
プレイ動機
プレイしたことのないブランドの作品をプレイしてみよう活動の一環でプレイしました。
あと、何かぱっと見で凄く面白そうだと思ったので。
全体感想
物凄く面白かったです。
まずは何と言っても演出がいちいち格好良い。
ゲーム冒頭の飛行機のシーンとか、Chapter1終盤のヘリのシーンとか格好良すぎでしょう……!?
色々な種類の立ち絵があるのも良いですし、何より動きのある背景絵って初めて見た気がします。非常にインパクトがありました。
それに、暗転中の台詞の使い方とかニュース番組の見せ方とか、Chapter間の予告編的なものも良かったです。
細かいところではテウタのスマホの電池残量が場面によって変わっていたり、とにかく演出が素晴らしいと思います。
それ以外でも、キャラクターは主要キャラもサブキャラも皆キャラが立っていて面白いですし、ストーリーも大変先が気になるものでした。
純粋におすすめです。
主人公感想
テウタ・ブリッジス(cv.近藤唯)
特殊能力持ちですが、特殊能力に頼り切るわけではなく、かといって使うのに変に躊躇することもない、自らの能力と適切に付き合っている感じが良かったです。
決して男勝りではなくかわいい系なのですが、精神的に自立している大人の女性です。
人に頼った方がいいときにはちゃんと頼れるし、頼る必要がないときには一人で物事を進められる、正しい強さを持つ子ですよね。
攻略キャラ感想(プレイ順)
リンボ・フィッツジェラルド(cv.KENN)
陽性のカリスマ。好き。
おおらかで屈託のない真っ直ぐな性格なのですが、自分自身に関する問題については、人に頼るのがドヘタクソですよね、この人。
恋愛面は薄味でしたが、リンボが茶目っ気と育ちの良さ全開なのと、テウタが良い子なので不自然さはありませんでした。
テキストで特に説明なくリンボが自分のコートをテウタに貸してあげたり、2人で1枚のコートに入って手をつないでいたり、コートネタが萌えました。
そしてSide-Bでは思ったよりかなりいちゃついていて、逆にびっくりしたいいぞもっとやれ。
スケアクロウ(cv.白井悠介)
仲間達の技術的屋台骨。
格好いいかどうかで言ったら格好良くはない。
ですが、感情ダダ漏れで格好つけようとしてもつけきれなかったり、そのことがバレバレだったりするところが大変好感が持てます。
恋愛面は、一番テウタと年齢が近いということもあってか、目線が同じ高さの2人という感じでとても微笑ましかったです。
Side-Bも、お前ら子供か……という感じの内容で、とにかく終始可愛かったです。最後のオチも最高でした。
モズ・シェパード(cv.福山潤)
料理が得意で仲間達のお母さん的存在。医師その1。
テウタ含めて6人の仲間達の中に医師が2人もいるって物凄く贅沢な布陣ですよね……本県医師不足県のため、ちょっと分けてもらいたい。
モズは物静かで無口気味、感情表現が極めて小さいのですが、若干ズレているというか、ちょっとした発言がとても面白いです。
恋愛面としては、人の心なんか他の誰にも分からないけれど、寄り添うことは出来るし、互いに言葉で理解しようとすることも出来る、という感じでしょうかね。
いちゃラブ小話だと思っていたSide-Bで爆弾発言(not恋愛)があったため、書けることが少ない……
ヘルベチカ・オルステッド(cv.吉野裕行)
医師その2。特技は変装。自分の見た目を気に入っている。
乙女ゲーム攻略対象として物凄く新しいんじゃないかと思う。腰から上がほぼ○○で、女性誌で○○○グラビア付きの特集が組まれる美容形成外科医……
ヘルベチカはドライに見えますが、過去の経験から、「仲間」に対して強い思いを抱いているのですよね。本人ルートだけではなく、他のルートでもそれが感じられてとても良いです。
恋愛面は、失いかけて気付く大切さ、という感じでしょうか。この手の男がだんだん主人公に転んでいくのは良いものです。テウタは強くて言葉に威力があるいい子だもんな。
シュウ・リン・オキーフ(cv.細谷佳正)
特技は狙撃。ぶっきらぼうだが、なんだかんだ言いつつ結構付き合いは良い。
シュウは、ヘルベチカとは反対で、乙女ゲームの攻略対象として非常に分かりやすいキャラだと思います。
テウタに好意を持っているし、相手から好意を向けられているのも分かっているけど、自分の職業(?)柄、遠ざけなくてはならないと考えている。でも、遠ざけようとしても遠ざけきれない……みたいな。
Side-Bは、モズがものっそいイケメンでした。全てを正論でなぎ払う感じ。そしてなぎ払われるシュウも、大変分かりやすくていいと思います。
シュウと猫が見つめ合っているスチルがツボでした。
最後に
本当はテウタの幼馴染みその2・アダム・クルイローフについても色々書き倒したいのですが、全てがネタバレなので書けない……そもそも攻略対象じゃないし……
とにかく、アダムには幸せになって欲しいです。
各攻略キャラの個別ルートをクリアすると真相ルートがプレイできるようになるわけですが、インパクトが物凄いです。色々吹っ飛ばされる。あれ? これ恋愛ゲームじゃなくて友情と見返りを求めない愛のゲームなのでしたっけ? みたいな。
好きな攻略キャラクターの順番は、
リンボ・フィッツジェラルド>スケアクロウ≧モズ・シェパード≧ヘルベチカ・オルステッド≧シュウ・リン・オキーフ
陽性のカリスマに弱いのでリンボが頭半分抜け出していますが、あとは非常に僅差です。
ヘルベチカとシュウは水着のセンスの差。
モズはシュウSide-Bでのイケメンぶりが影響しています。