kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

スチームプリズン -七つの美徳- 感想4(イネス・ハインリヒ・ハイネ)

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個別キャラ感想

イネス・ハインリヒ・ハイネ(cv.君嶋哲)

スチームプリズン(イネス・ハインリヒ・ハイネ)

HOUNDSの副リーダーにして唯一の良心。

真面目な堅物。実家は牛飼い。

 

このルートでは、キルスが剣の達人であることが判明しました。

……まあそうだろうなあ。これまでの決闘の勝率凄いもんなあ。

物理的に強い女の子は好きです。

 

イネスさんは、「とにかくきちんといい人」でした。

HOUNDSの副リーダーとして、ザクセンリーダーを根本的にはいさめられなかったり、リーダーの方針に従った行動を取ったりはしておるのですが、そこは置いておいて。

これまでの攻略キャラが、エルトさん、ウルリク、アダージュ先生と、ひねくれていたり鬱屈していたりする人物ばかりでしたので、イネスさんの真っ当さは大変癒やしでありました。

 

ストーリーとしては、イネスさんの昔の相棒とキルスの両親を殺害した犯人を突き止めようぜ! という感じでした。

 

ルート前半は、イネスさんと2人きりの先生ごっこごっこではない)により、キルスが(アダージュルート同様に)結構あっさり恋する乙女と化していて、本当に、あのエルト・ウルリク両ルートのぽんこつさは何だったんだよと。

アダージュルートもイネスルートも、キルスはアダージュ先生のご指摘により恋愛感情を自覚しているので、法定外恋愛禁止の上界育ち・しかも箱入りお嬢様 のキルスにとっては、そういうはっきり指摘してくれる人が必要ということなんでしょうかね。

エルトさんもウルリクも、人の恋愛感情を他人が決めつけるような言い方はしなかったですもんね。……というか、一般的価値観で評価して、常識的なのはエルトさん達の方だと思うんですけどね……そのせいでキルスのぽんこつが止まらなくなってしまったのはお気の毒(恋愛的な意味で)としか言いようがない。

 

このルートで、何やかんやの末に保護地区で一人暮らしをすることになったキルスは料理を覚えようとするわけですが、アダージュ先生に固く料理を止められていたアダージュルートとは逆に、イネスさんがキルスに積極的に料理を教えてくれるという対比が良かったです。

やはりイネスさん凄くまともないい人だなあと思いました。

別にアダージュ先生が悪いってわけではないんですけども!

 

後半は、キルスの両親殺害の下手人(と、イネスさんの昔の相棒を殺害した犯人)が判明するわけです。が。

……えっ、本当に、単に人身売買的な目的のためだけでキルス両親は殺されてしまったんですか……?

人身売買というか、キルスを下界に落とすためというか。

いや、まだ黒幕(グリッサード医師のことではなく、上界における黒幕)ではなく下手人の証言しか聞いていないので、黒幕としてはもっと何か陰謀的な理由があるのかも知れないですよね。

それにしても、有力政治家である黒幕氏が、自分の息子を殺人の下手人にするとは、物凄く意外でした。

上界では子供の人数も管理されているわけですから、もし息子の殺人が露見して逮捕されでもしたら、家の存続自体が危うくなるんではないんでしょうか? 上級貴族家なのに。

黒幕氏には、絶対に露見しない、したとしてももみ消せる自信があったのでしょうかね。

 

ウルリクルートはエルト無双でしたが、イネスルートはユネ様無双でした。

 

恋愛面では、アダージュルートに引き続き、順当に恋愛しており、これはこれでなかなか面白かったです。

キルスとイネスさんで市場デート(?)とかしていましたけど、イネスさん私服持っていないんでしょうか? HOUNDSの制服でデート(?)とか超目立つでしょうに。

 

イネスさんのご指導の下、初めて作った自作オムレツを食べて「私は天才か……!?」とか言うキルスが物凄く可愛かったです。

そして、キルスが警察官を目指すきっかけとなったのがかつて上界で警察官をしていたイネスさんだったわけですが、王道の大変良い流れでした。

非常に正しい年の差の使い方ですね! これはとても良い年の差。

 

「HOUNDS」エンドで、これまでで一番平和にキルスとフィンの再会が果たされましたけど、これ、イネスさんの身の安全は大丈夫なんでしょうか……(エルトクリードルートの深いトラウマ)

今やイネスさんはリーダーになったので大丈夫なのかな。

 

ザクセン氏が人間性最低になった理由のエピソードが語られましたが、いや、まあ確かに大変な目に遭ったとは思いますけど、いきなりあんなに心底ク……になれるもんなの……!?

 

 


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