死神と少女 感想2(日生光)
個別ルート感想
日生光(cv.鈴木達央)
主人公の1学年上の先輩で、元生徒会長にして成績トップ。そしてそんな設定が信じられないくらい言動が軽く、考えていることが分からない。
家は名家らしい。
……個別ルートへの分岐条件が分からない……
なので、素直に攻略ブログさんを参照させていただくことにしました。
紗夜ちゃんと日生先輩の恋愛が、何かとてもキモチワルかったです。(乙女ゲーにいう感想ではない)
日生先輩が紗夜ちゃんを好きだという言葉に真実味が感じられないし、紗夜ちゃんは、作中でも言っていましたが、自分にとって都合のいい言葉を言ってくれたり行動をしてくれたりするところが好きという、何というか、2人の関係ではなくて、紗夜ちゃんが自分だけの世界で心地よく在るための道具、という感じに思えてなりませんでした。
そしてそんな風な割に、超速で体の関係になっている(多分)ところも気持ち悪いというか生臭いというか。
日生先輩は、本心見せない系はぐらかしタイプなので、攻略対象としてはつまらなかったです。これは私の好みの問題ではありますが。
共通ルート4章でのあれこれと同様、この「日生光」は偽物なので、そういう態度になることはさもありなんではあるのですけども。
なお、日生光(本物)はやはり(偽物)とは別に存在しているという話でした。
別に共謀はしていませんでしたが。
正直、日生光(偽物)に人生と立場を乗っ取られていたやるせなさを吐き散らす日生光(本物)の方が、同情できるし好感が持てました。
ちなみに、 「2021年にプレイした乙女ゲームまとめ」の「好きなサブキャラ」の項目で「本当は「死神と少女」で別に選びたいキャラがいたのですが、ネタバレ甚だしい上にサブキャラかどうか微妙」と書いたのは、この日生光(本物)のことです。
日生先輩とのお見合いエンドは、立ち絵がなかったので絵から判断が付かないのですが、紗夜ちゃんの態度と、日生先輩の手に傷が……という思わせぶりな書き方からすると、再び、今度は本格的に日生光(偽物)が日生光(本物)を乗っ取った、ということなのでしょうか……怖いな……
ハッピーエンド(なのか?)(エンディング付きだったから多分そう)は日生光(偽物)との駆け落ちエンドでしたが、なんか一時の熱病で突っ走った感が……「良かったね、お幸せに」とはちょっと思えませんでした。
ところで、日生ルートに入ったあたりから兄・遠野十夜の存在がなかっかのたように全く出て来なくなっているんですが……
蒼の不在には触れられましたが、兄の方は一切触れられないのが戸惑います。
紗夜ちゃんは遠野の血を引いていない割に遠野の後継者扱いらしいですし、兄は? ねえ兄は??
産みの母方の異父兄……ってわけでもないんだろうなあ、「遠野」十夜だし。