kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

死神と少女 感想4(遠野十夜)

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個別ルート感想

遠野十夜(cv.川島得愛

死神と少女(遠野十夜)

主人公の兄にして売れない作家。主人公を溺愛している。

主人公と蒼以外のキャラとの絡みが極端に少ないが……

 

蒼と桐島先輩だけならともかく、臥待さんとの会話シーンもあったし、作家「遠野十夜」の新刊は出ているようだし、実存はしているものと思っていたんですけどねえ……

 

ストーリーとしては、紗夜ちゃんが幻想から覚めたり、それでも幻想と共に在ることを選んだりする感じ。

これまでで最もファンタジー色が強いし、兄の存在も蒼の存在も臥待さんの存在もあまりにも難解。

これ、蒼ルートでどれだけ説明されるんでしょうかね?

 

6章冒頭の紗夜母の物語のところで、臥待さんが精神科医であるということが判明し、紗夜ちゃんがどう見ても一人娘でしかないため、兄は紗夜ちゃんのイマジナリー兄(イマジナリーフレンド的な)で、臥待さんが兄を見えているっぽく振る舞っているのは、医師として(あるいは別の目的のために)患者に寄り添った言動をしているためなのかなーと思っていました。

遠野十夜名義の本の存在は謎ですが、紗夜ちゃんは新刊含めて臥待さん経由で手に入れているみたいだからどうとでもなるだろうし。(古本屋なのに新刊?)

 

それにしても、桐島先輩の見鬼の目が高性能で驚きます。

透明な金魚とか、紗夜ちゃんの個人由来の幻想なのに、普通に見えるんだな。

桐島先輩はいい人で真面目で有能なので、日生先輩のアレとか、今回の紗夜ちゃんの件とか、面倒くさいことにかかわらずにいられないのがお気の毒ですね。

 

で、なんやかんやで兄の正体が明らかになるわけですが、正直その発想はなかった……

死神といったら、序章からずっと蒼のことを指していたのに、ここに来て新たな(っていうか)死神が現れるとは……

それにしても死神スゲーですね。もうじき死ぬ子の時を止めて死なないように出来る(年はちゃんと取る)のか……

日生ルート、桐島ルートで、不自然なほど兄の存在に言及されなかったことに納得です。

 

話が難解すぎてよく分からないのですが、蒼は死神になりたいと思っている人間なのね?

「死神(遠野紗夜)が死ねば、私は死神になれる」という台詞の意味がよく分からないのですが。

死神は紗夜ちゃんではなく兄なんですよね? 紗夜ちゃんと死神=兄は不可分だから、紗夜ちゃんが死ねば死神も死ぬということ?

そうだとしても、蒼が死神になれるというのは……よく分からない……

 

ハッピーエンドもよく分からなかったのですが、紗夜ちゃんは死んだんですよね? それとも死んでないの? ……それすら分からん……

 

恋愛面は、冒頭からイチャイチャしすぎて、兄妹ものとしての面白さはあまり感じませんでした。

兄妹ものの良さは禁断感だからなあ。(個人の持論)

 

なんか、桐島ルートに入れないと、紗夜ちゃんはまともな道で幸せになること出来ないんですかね?

 

 

 


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