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主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926- 感想3(-BURLONE-ニコラ・フランチェスカ)

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-BURLONE-個別キャラ感想

ニコラ・フランチェスカ(cv.木村良平

ピオフィオーレの晩鐘-Episodio1926-(ニコラ・フランチェスカ)

ブルローネ・マフィアの最大勢力であるファルツォーネ・ファミリーのNo.2。にこやかで人当たりがよいが、嘘つきで目的のためには手段を選ばない。

 

実際優秀なんだろうけど、作中で評価されているほど優秀に見えないのはなぜなのだろうか。

あと、「なんでそうなるのか」を示さず結論だけ突きつけて決断を迫る話法にちょっとイラッとするよね。

 

ストーリーとしては、教国の一部勢力がイタリア政府と組んでブルローネ・マフィア(主にファルツォーネ・ファミリー)潰しを目論んだり、ファルツォーネに聖遺物を差し出させようとしたりする感じ。

 

無印ニコラルートで、ニコラに息子を殺された人物が州知事に就任し、息子の仇討ち的な感じでファルツォーネを重点的に狙っているみたいだ、というような話がありましたが、その息子って……大量殺人犯なのですが……

よく、息子が大量殺人犯になっていないギルバートルートと同様に、スムーズに州知事に就任できたなあ。成人した息子のやったことだから親には関係ないということなのかもしれませんが、政敵のつけいる隙には十分なり得ると思うんですけどねえ。イタリアでは感覚違うのかな。

 

ファルツォーネ潰しの一環で、ダンテが無実の罪で逮捕される展開になるわけですが、ファルツォーネ・ファミリーにおけるニコラ(No.2にしてカポの右腕)と幹部連中の信頼関係の欠如っぷりは一体何なのでしょうか。

この辺がファルツォーネの脆さなんだと思いますけど、これは先代の頃からこうなの??

ボスのカリスマの下に一致団結しているヴィスコンティとの差が……えげつない……

 

ダンテの解放のため手を尽くした挙げ句にニコラの取った最終手段が州知事の暗殺というのが、なんかちょっととっさに受け入れ難かったです。

人殺しはいけないことだよ! という意味ではなく(「ピオフィ」ワールドでは無力すぎる正論)、マフィア弾圧を進める国に対し、直接的すぎる手段は逆効果なのではないか、という意味で。

まあ、結果的にはそれでうまくいったので、どうやら正解だったということのようですが。

ギルランダイオ氏は、一応ファルツォーネ・ファミリーの構成員扱いだったんですね。フロント企業の代表か何かかと思っていた。

 

ルート後半は、「実は生きていた」楊が解き放たれて、悪い意味で大活躍するわけですが、謎の青年テオ氏はコレを手駒にして何に使うつもりだったのだろうか。

というか、コレを手懐けられるとでも思っていたのだろうか。

そもそもこのルートのこのストーリーにおいて、楊を登場させる必要ってあったのだろうか。(ひどい)

まあ、各所の思惑をブッちぎって大暴れさせるには、このぐらいのイカレっぷりがないと厳しいということかもしれません。

ディレットーレの「私だったら今のうちに(手負いの楊を)始末しておくがな……」みたいな台詞に全力同意でありました。

 

結局、ニコラは墓守の一族として機能するのね?

聖遺物の封印は、何を以て機能するかどうかを判断しているのでしょうか。エミリオの言い分「祖父の代まで遡れば、ダンテとニコラは同条件」からすると、ギルランダイオ氏とか、機能しないとされている人達も、遡り続ければどこかで本家の血筋にたどり着きますよね? 謎です。

 

トゥルーエンドでは、聖遺物を遺跡ごと焼き払ったと見せかけて、聖遺物を持ち出すことに成功していましたけども、そのこと自体は抜け目ないと評されるニコラの本領発揮という感じで大変良かったと思いました。

が、あんなファンタジックな方法で封印されていた割に、聖遺物って普通に持ち出せるような物体なんですね? 何かもっと不思議パワー持ちなのかと思っていた。

 

バッドエンドでは、オルロックが手負いの楊に敗北を喫していて、「……またパワーバランスに混乱が生じておる……」と思ってしまいました。

しかもその後、ギルバートが楊と1対1で戦って勝っているので尚更、「ギルが勝てる相手にオルロック負けねーだろ」と感じてしまった。

ラスト、ニコラがファルツォーネの拠点の移転作業が落ち着いたら、死んだリリィ嬢の元に行きたい……みたいなことを考える日々 という感じでしたけど、根っからマフィアのニコラと一般人のリリィ嬢、同じところに行けるんですかね?

そもそも宗教的に、自殺は地獄行きだろうし、ニコラはリリィ嬢が地獄に落ちてると思っているんだろうか?

 

恋愛面では、ニコラは余裕があるようでいて全くないですよね。

甘い言葉、優しい言葉を吐くけれども、本当の意味ではリリィ嬢と向き合っていない状態が結構長いこと続いて、正直面倒な奴だなと思ってしまった。

Chapter4のあたりで「キスをする」選択肢を選ぶと問答無用でバッドエンドになるのは、最後まできちんと向き合うことが出来なかったという意味なのだろうなと思いました。

 

ダンテがたくさん出てくれて来て嬉しかったです。ダンテは、本当に美人ですよね。

ところで、MSシステム「覚悟」って何だったのでしょうか。てっきりどこかのエンドでダンテが死亡する前振りなのかと思いましたが、そんなことはありませんでしたし。

単に、ニコラが最後の手段に出た理由付けみたいなものだったのでしょうかね。

 

オルロックルートのオルロックとニコラルートのオルロックが、喋り方等全然違っており、中の方凄いなと改めて思いました。

 

 

 


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