Paradigm Paradox 感想3(間宮アユム)
個別キャラ感想
間宮アユム(cv.千葉翔也)
高校2年生。主人公達が通う高校の生徒会長を務める。珍しいほどのテンプレシスコン(ヤバい方の)。
第一印象最悪な相手について、徐々に良いところを知って惹かれていく、という王道を、物凄く大雑把にやった話だな、というのがプレイした印象です。
ところで間宮会長のいいところってどこでしたっけ? 妹を研究対象にさせないように頑張っているところかな?
目的は違えど、自己犠牲心の感じが栖原先輩とかぶっているなと感じました。
あと、女の子からもらった手作りお菓子は、せめて家(寮)に帰ってから捨ててくれないか。にこやかに受け取ってそのまま手近なゴミ箱にぽいって、さすがに無礼が過ぎるじゃろう……要らないんなら断れよ……
うん、まあ、きっと、この高校にあるゴミ箱は、投入口から捨てたら即分解・リサイクルされるSFゴミ箱で、不用意に手作りお菓子を捨てても誰の目にもとまらないんだ、きっとそうに違いない……と、自己補完でSF心を満たしておくことにします。
本当にもう、ルートを進めるごとにSFっぽさが薄くて悲しくなる……
ストーリーとしては、クサレシスコン間宮会長がユウキさんに心を開くまで みたいな感じ。
間宮妹との交流と上記のお菓子ポイ捨ての件で、外面の良い生徒会長の本性にユウキさんは気付いてしまいます。
間宮会長に妹との交流を禁じられ、ユウキさんはそれを断るのですが。
そういう経緯で、害獣との戦闘中に、ハルカがユウキさんを攻撃してくるわけです。さすがにそれはないわあ……と、心の底からドン引きしました。
命をかけた辛いお役目を強いられてるんじゃなかったのか、君ら。その辛いお役目の中で、更に気に入らない味方を攻撃するとか、ほんと何なの? 悲壮感どこさ。
まあ、口にせよ手(超能力)にせよ、ユウキさんがやられっぱなしではなく反撃に出るところは良かったです。
結局、妹に害を及ぼす(※)間宮会長のクサレシスコンは解消したのでしょうか?
(※自分の気に入らない人間を妹の周囲から排除することによって、妹を孤立させる)
ユウキさんに心を開いてからは、ユウキさんと妹の接触は認めていましたが。
ハッピーエンドで、間宮妹が「私はお兄様が思うほど弱くない」と言ったところで解決扱いなんでしょうかね。
恋愛面は、間宮会長の方は自分に対して萎縮せず、優しさを見せてくれるユウキさんに惹かれたのは、まあ分からんでもないです。チョロすぎ感はありますが……
ですが、ユウキさんが間宮会長を好きになったのは、よく分からなかったなーと思います。上の方でも書いたとおり、間宮会長の良いところが、ちょっとよく分かりませんのでね……
先の2ルートと違って、害獣の件は特に何も解決しませんでしたね。ハルカの最後の攻撃で、日向を再起不能状態ぐらいにまでさせられていたのなら、成果といえば成果なのかも知れませんが。
ユウキさんの出生の秘密的なものにちょろっと言及されたので、今後のルートに期待したいです。
恋をしてもユウキさんの超能力が消えないのって、元の性別が女だからじゃなかったんですね。