kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

Paradigm Paradox 感想7(伊吹)

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個別キャラ感想

伊吹(cv.野上翔

Paradigm Paradox(モラヴィア)

環境適応プロジェクトの第二世代被験体にして、最強の超能力者。言動が浮世離れしている21歳。

 

ほうほう。今度は情緒未発達系男子ですかあ。悪サイドのキャラそんなんばっかですね。

まあ、高遠君と間宮会長もアレでしたし、研究所で生まれ育つと精神面での健やかな成長によろしくないということでしょうね。(成人まで普通に育ったはずの日向は……)

 

ストーリーとしては、伊吹のナチュラルな思い上がりを正したり、ユウキさんの出生の秘密が明らかになったりする感じ。

 

リーゼを助けるためにコロニーθを出奔するのはこれまでの悪側ルートと同様ですが、悪側キャラの皆さんと打ち解けてくる中盤で、ユウキさんが伊吹の異常性を理解して距離を取ろうとする展開が良かったです。

そして、コロニーτから逃げ出す算段をするわけですが、そのために超能力の強化をしようとユウキさんが特訓に励むことにも好感が持てました。

まあ、特訓しているのを伊吹に見付かって先生役をされる羽目になるんですが、「(逃げるために使えるものは何でも使わないと)」というユウキさんの思考も、冷静かつ強い意志が見えて良かったと思います。

 

また、ユウキさんのことを「特別な子」だとか言ってくる伊吹に対して、あなたは実は己をこそ特別な存在だと思っているんだ、だからこの世界で生きるに相応しいのは人間なのか害獣なのかなんていう思い上がったことを考えるんだ、と反駁するユウキさんがとても格好良かったです。

 

高遠君が言っていた、「恋をして超能力を失った男女」というのがユウキさんのご両親だったのですね、なるほど。

……で、害獣と超能力者の違いが分からないんですけども……

悪サイドの皆さん(人型害獣扱い)は、恋すると超能力が失われる云々の話が出て来ないので、害獣と超能力者は、環境適応という目的は同じでも、アプローチの方法が違っていて、それが性質の違いに出ているんだろうと思っていたのですが。

伊吹が第一世代のユウキ両親を仲間だと認識していることからして、第一世代も第二世代も同じような存在なのです……よね……?

それとも、第一世代と第二世代でアプローチ方法が違っており(第一世代は超能力者パターン、第二世代は害獣パターンとか)、伊吹は仲間というか、単にユウキ両親の能力の高さだけを慕っていたということなのでしょうか。

でも、能力を使うに当たって女性化するという伊吹の特徴は、Bloomsの超能力者と同じなんですよね。同じく第二世代である雪波は女性化しないのに。

うーん、分からぬ。

 

というか、なぜ伊吹は女性化しているとき名前を変えているんでしょう?

Bloomsの皆さんは正体隠しのためということで理解できますけど……

正体隠しと言えば、日向ルートで雪波が一生懸命伊吹とモラヴィアが同一人物だと言うことを隠そうとしていましたけど、あそこだけでしたねー。雪波ルートでも伊吹ルートでも別に隠そうとしていませんでしたし。あれは一体何だったんだ……

 

伊吹がユウキさんに問いかけた、この世界に相応しいのは人間か害獣かという質問ですが、そもそもの前提条件が間違っているような……

人間がいないと害獣は生まれないわけですし、害獣は自然繁殖できないんだから、そもそも生物として不完全でしょう。

そんなんで「害獣の方が人間よりも自然」とか言われてもなあ……

伊吹の思い上がりっぷりは非常に良く分かる2択ですが。

 

恋愛面は、ちょっとあまりよく分からなかったです……

伊吹の方は、昔の憧れが土台になっていて、その上で、ユウキさんが自分の考えをビシッと正してくれたところに惹かれたのかなあ。

ユウキさんの方は……使命感と、例によって母性……なのか……?

このゲーム、分からないことが多すぎるよ……

 

 

 


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