kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

南国パラダイス(「黎の軌跡2」断章 クリア)

黎の軌跡2(スウィン・アーベル)

 

二重の意味でパラダイス。

 

www.falcom.co.jp


 

現在は南国の楽園。

かつては——「楽園」という名の地獄。

 

舞台周りの雑草刈りに勤しんでいたと思ったら、いつの間にかステージの真ん中に引っ張り出されて踊らされていた気分。

……と思ったら、終演後に「じゃあこの後本番あるから、また頑張って踊ってね!」と言われた気分……

 

そんな感じで断章をクリアしたわけですが、すーちゃん!!!

感想とか書いてないで、早く続きをプレイしたい気持ちでいっぱいなのですが、その反面、感想でも書いて感情を整理してからじゃないと落ち着いてプレイできない気もする。

 

第2部side Bがあんな終わり方をしたので、ここからどうなるのかと身構えて続きを始めてみたら、「断章」だったので気勢を削がれました。

……これは、前作の龍來の風景と白銀の剣聖と師父でたっぷり期待させてからの「間章」と同じ感情……

 

しかも舞台が南国リゾート……

まあ、訪れた理由が《破戒》らしき人間から招待を受けたお仕事の一環であるということですし、何より南海の孤島というロケーションが何となく不穏さを醸し出しているなーと言う感じではありました。

このぐらいの距離は海上進めるのね。

 

とはいえ、到着初日はバカンス全開でありまして、……「創」のビーチdeバカンスの苦行感が蘇って、初っ端からおなかいっぱい感……(トラウマが多い)

とか言いつつ、釣り三昧とここ掘れXEROSはとても楽しかったです。

なんか、目新しい魚が何種類か出て来たような? 新たな魚種なのか、それとも以前のシリーズでレア魚として出て来てたのかなー? さすがに1、2回程度しか釣ったことがないと覚えていないもので。

やはり目新しい魚が釣れると一層楽しいですね。

 

アクティビティは、「黎1」の間章みたいな感じかなーと油断しておりましたところ、高級車ドライブが難しすぎて笑……えなかった……

当初、エレインとのドライブデート(←?)を目論んでいたのですが、誘えるのが2名と言うことだったので、とりあえずスウィン&ナーディアを選択しました。

2人組と言えばこの子達に決まってるじゃろう。

と、意気揚々と出発したまでは良かったのですが、

……これ、この操作性とこのルートで、優雅な快適ドライブ楽しめる人いるの……?

道を外れまくり、その辺にぶつけまくり、安全に運転しようと思ったら最徐行せざるを得ないという……いや……あの……実際の車だってこんなに運転難しくないですよね……?

まともに右左折すら出来ないため、切り返しだけはやたらと手慣れましたが、こんなんじゃ到底エレインを誘ったり出来ないですよ……と思ったので、ドライブデートは諦めました。

思えば、「閃」シリーズのバイクも苦手だったんですよね。クエスト等で必要に駆られた時以外は全く乗らなかったです。

……もし、「閃2」でバイクレース(相手馬だけど)があったみたいに、この操作性のままカーレースクエストとかミニゲームとかあったら嫌だなあ……

 

そんな感じだったので、残りのアクティビティポイントは全てパラセーリングに費やしました。

ヴァン+1名を背後からずっと眺めている(カメラアングルを背後以外にしたらなぜか酔ったので)という時間……

やたらとヴァンが「ひゃっほう!」と叫ぶのが面白かったです。

あと、フェリが「鳥になった気分です」と言った直後にヴァンが「風になった気分だ」と言ったところとか。

今作は、前作と比べて長髪組の皆さん(特に女子)の髪のなびき方が結構自然な感じになっているのがいいですね。

で、どうやらアクティビティポイントを全て消費しなくても行動を終了できるようなので、さすがファルコムさん分かってるぅと思いました。

 

ここに来て「黎2」初めてのコネクトイベントがありましたが、……正直、相手方が2人1組なのは良心的だったと思う。

アクティビティでおなかいっぱいという意味のみならず、ヴァンと相手の1対1だけではなく、キャラ同士の絡みがあってこそ、色々深みが生まれると思うのよね。

つまり、《新生》の方の《C》さんとすーなーの絡みがまた見たいなあ……ラピスはあんな状態だし、また《新生帝国解放戦線》=《新生帝国ピクニック隊》が結成できるのはいつになるんでしょうねえ……

 

とか思いつつ、スウィン&ナーディアのコネクトイベントをみたわけですが、リゼットのこの司会進行が物凄くツボりました。

黎の軌跡2(水鉄砲合戦)

真顔で「第一回(二回目の予定はありません)」というのが……もう……

「黎」シリーズに入ってからこちら、結構ツボに入る台詞回しや地の文があるので嬉しいです。(正確に言えば、「創」からですけども)

 

司会進行と言えば、同じくエレインとシズナ姫のコネクトイベントで、2人がバイクレースを行うに当たり、ヴァンが謎の実況をするのが……なんだコレ……という感じで大変面白かったです。あれ、観客の皆さんに通信で中継でもしてたんでしょうかね?

絶妙な軽妙さに、例のアラミス時代の脚本の件が連想され、こんな感じのノリだったのかなあ……とちょっと思いを馳せてしまいました。

 

夜のアクティビティはカクテル作りという、これまたビーチdeバカンスを否が応でも思い出すものでした。

「創」大好きでしたし別にいいんですけど、フィードバック反映させすぎじゃないです?

ビーチdeバカンスのカクテル作りとは違って、実際に島内を巡って材料集めをしてくると言う内容でしたが、これ、ゲームだから良いですけども、実際にやるとなったら物凄くハードルが高いアクティビティだよなあと思いました。

そして、当然ながら、カクテルと言ったらエレインなわけでして(前作間章首都編夜間参照)。

黎の軌跡2(エレインとカクテル)

……いやもう本当、お願いなのでよろしくお願いします。

エレイン好きいちプレイヤーとしては、もう祈るしかないです。

 

なんか、このまま主に釣りとここ掘れXEROSをやった思い出の断章になるのかなあ……

とか思っていたらとんでもなかった。

 

2日目、早朝からもう巻き戻りが発生する事態に……

オクト・ゲネシスとは何なのか? 「一度死んだことがあるってのはどういう気分だ?」の文脈で、《破戒》が思わせぶりに出した「C・エプスタイン」の名前。

……からすると、「C」はそのまんま「C」、ということなんですかねえ……まあ、時の至宝絡みの話なんだろうし、それもありっちゃありか……

 

全滅デッドエンドの後、巻き戻った裏解決屋ご一行は《破戒》の思惑を暴き、企みを阻止するべく、《破戒》主催の「島巡りツアー」にやむを得ず乗って島内を右往左往するわけですが。

……我ながらご丁寧に、ほぼ全てデッドエンド踏んでしまった……

踏まなかったの、第1チェックポイントだけです。

他は、「多分こっち先に話つけてからの方がよさそうだよなー」と思ってそちらに行こうとしても、「今は近付くのはやめておこう」みたいな表示が出て近付けず、しょうがないのでチェックポイントに突撃してデッドエンドを食らうというのの繰り返しでございました。

島巡り終盤になってからようやく気付いたんですが、チェックポイント付近まで行って、「このまま仕掛けてみるか?」みたいな表示が出る等してからじゃないと、協力者フラグが立たないってことなんですかね……

なまじ第1チェックポイントで、現地に近付く前にエレイン&ジンさんに協力取り付けられたから、他もそれでいけるのかと思ってしまった。

強制デッドエンドは、2日目冒頭の《破戒》と夜のエンジェル・カトル君だけだったのかな?

 

この南海の孤島・ネメス島は、かつてレンが捕らわれていたD∴G教団のロッジ「楽園」だったとのこと。

「楽園」の所在地って、なんか勝手に大陸のどこかだと思っていたので、こんな南海の孤島だとは、非常に意外でした。

まあ、でも、確かに大陸のどこぞの国内にあるよりは、南海の孤島にある方が、当局も見て見ぬ振りもしやすいでしょうしね。

特に「楽園」は、他の教団ロッジと違って、信者以外の一般人(それもエグゼクティブ?)の出入りが多かったはずなので、当局も存在は知っていたんではないかと思いますし。

そして、ヴァン達が泊まっている高級ヴィラのある場所には、かつて「屋敷」があったそうで。

……深く考えなくてもえぐいですが、深く考えると死ぬほどえっっっぐいですね……

D∴G教団は千万回滅ぶといいと思います。

 

今回、カトル君の秘密も判明しました。

前作のカトル君の言動から薄々そんな感じはしていましたけど、やはり両性具有的な特性持ちみたいですね……

実験を施されてそういう体になったのか、先天的にそういう特性を持っていたから実験体として差し出されたのか。

どちらにせよ、教団もカトル君の両親も最低ですし、ハミルトン博士とその一門の皆さんによって、カトル君の心が救われたのは、奇跡的だったのだろうな。

 

デッドエンドを踏んだ中の一つに、例の双子戦がありました。

当初、定石通りHPが少ない方から削っていったのですが、なんか2人同時に倒さなければいけなかったらしく。

「閃4」の断章のあれを思い出しました……

慎重に削った上で、時・幻のデュアルアーツ(名称忘れた)をたたき込んで何とか2人同時に倒すことが出来ましたが、もう少しというところで双子の片割れが自己強化クラフト使って来て、同時にHP回復までしてくるの、本当にやめて欲しい。

そのせいで削り残したら、本当にどうしてくれようかと。だったら2人同時につかってくれたほうが幾分ましです。

SPもらえない程度ならまだしも、再び反応兵器でデッドエンドは……きついから……

 

章ラスボス(生身)は《破戒》でしたが、とにかく状態異常が面倒でした。

シールドを張り続けるびびりプレイでなんとかしのぎましたが、「全状態異常防止」系のアクセサリ以外で防げない状態異常はきついです……《破戒》戦ではないですけど、特に魅了とか、なんで今作防止アクセサリないの??

確か、「創」までは魅了防止ってありましたよね?

 

章ラスボス(グレンデル)は、グレンデル=ゾルガと再びの邂逅でしたが、ギリギリ耐えた感の強い《破戒》戦の連戦でグレンデル戦はきついっす。

ヴァン以外のメンバーは、サポートメンバーと交代すればいいことではあるんですけど、アクセサリやクォーツのセッティングがちょっと微妙なので、出来ればメインに出しているメンバーで乗り切りたい……そんな感じ。

結局、交代なしで何とかなりましたけど、今後はちゃんとサポートメンバーもセッティング把握しとこう、と思いました。

 

なお、現時点でのタクティカルボーナスで最高は、×4.3です。

何とか4.0到達しました。セブンラッシュはやはり強い。

黎の軌跡2(タクティカルボーナス4.3)

思ったよりボーナス値高いなー? と思ってよく見てみたら、ノーダメージが入ってたんですね。

攻撃食らってたような気がしたんですけど、気のせいだったのか?

 

そんな感じで、断章でした。

ラストでスウィンがえらいことになっているんですが、一体何なの???

《新生帝国解放戦線》に幸いあれ……マジで……

 

今作は、ヴァンがスイーツに釣られるところがあまり見られなくて残念です。

黎の軌跡2(気合いの入った甘党)

そして、こんなことになっている以上、今後も期待薄のような……?

正直、のんきにスイーツ食レポやってる場合じゃないと思いますしね……

 

なお、断章終了時の L.G.Cアライメントは、LAW-4、GRAY-5、CHAOS-4で第2部ラストから変化なしでした。

 

そういえば、断章も評価S取れて、ヴァンが「完璧じゃねえか」とか言ってたんですが、確実に完璧じゃないから。

心霊写真4spgで確実にポイント落としてるので……

なのになぜ評価S取れたのでしょう? デッドエンドも踏みまくりだし。

……うーん、考えられるとしたら、《斑鳩》の2人に勝ってSPプラスが入ってたので、そこで差し引きゼロになったとかなのかなー。