Collar×Malice 感想5(柳愛時)
個別キャラ感想
感想4からの続きです。
柳愛時(cv.森田成一)
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高女子力の可愛い大人。元警視庁捜査一課所属。
一言で言うと、「大切なのは助け合いと銃の腕前」という話。
感想1からずっと言っておりますが、全く意味の分からない新宿区隔離と銃刀法効力停止。
やはりというか、アドニス協力者の圧力によるものらしいです。
凄いな、こんなのマスコミにリークされたら一瞬で政権吹っ飛んで解散総選挙ですね!
その上、「テロ組織への便宜を図っている」とかで諸外国からも非難の上、悪くしたら介入までされそう。
なんか、時の政権にそれだけ無茶苦茶させるような力があるんだったら、テロとか非効率なことやってないで、フツーに多数派工作でもして政権交代の上、フツーに改革でもしたらいかがかね。
と思いました。
ガッチガチの攻略制限付きの真相ルートだけあって、これまでの疑問の数々がそこそこ解明されました。
が、ちょいちょい「ん?」と思うところがありましたね……
たとえば、テロ組織・アドニスの母体となった宗教団体が判明するシーンがありますが、これまでもアドニスが「宗教系テロ組織」というのは分かっていたんですよね。
なのに、その母体がなんなのか今まで判明してなかったってあり得ます? むしろ、母体の宗教団体がなんなのか分からないのに、なぜアドニスが「宗教系」だということが分かるのでしょう。
アドニスから申告でもあったのでしょうかね?
また、御國氏は10年前に某宗教団体を母体としたテロ組織・アドニスを立ち上げたと言うことですが、工作員・白石さんがロールアウトされたのも10年前ぐらいですよね?
つまり、テロ組織になるずっと前から、某宗教団体は工作員養成機関を運営してきたということになります。
それってテロ組織と何が違うの??
ストーリー面では、過去にとらわれた繊細な柳さんが前を向き、市香ちゃんと一緒にアドニスに立ち向かうよ! という感じでした。
ちょこちょこ出てくる柳さんの女子力の高さとか、紳士っぷりとかが大変良かったです。
その紳士っぷりや、市香ちゃんを危険から遠ざけようとするのは、柳さんの繊細さや臆病さの裏返しではあるんですが、このルートの市香ちゃんは積極的にガンガン行く感じでしたので、なんか、柳さんのかわいらしさが大変際立ったところでございます。
柳さんが警察を辞めた理由は、警察のやり方に賛同できなかったから、ということ。
うん、一体どの国のケーサツの話ですか?
犯罪者は傷付けて良い、とか、犯人の射殺命令が下る、とか、どう考えても日本警察の話じゃないでしょ……
まあ、作中の日本国は全体的に日本っぽくないので、日本警察も日本警察っぽくないということでしょうかね……
市香ちゃんを中心に事件が動いていくストーリーが不自然ではなくて良かったです。
甘々市香ちゃんが、このルートでは結構頑張っていたと思います。
あと、首輪対策も、筆談を活用したりしていて、ちゃんと対策する意思が見えたところが良かったと思います。
岡崎ルートのアレさは何だったんだよう……
アドニスの黒幕(ゼロ)は一体誰なのか? という謎解き的なものがありましたが、途中まで望田先輩に誘導しまくっていて笑いました。
その割に、実際犯人当てに入ったら、早い段階で望田先輩が候補から除外されていて、「あのミスリードは何だったの?」という感じでしたな。
恋愛面でも、柳さんはかっこよさと可愛さを遺憾なく発揮してくださいました。
柳さんが大人らしい分別を持って市香ちゃんに接してくれるので、市香ちゃんの方からぐいぐい行っていたのが好印象でした。