kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

軍靴をはいた猫 感想5(キティ)

個別キャラ感想

感想4からの続きです。

キティ(cv.武内駿輔

天才子猫。可愛げは全くない。

 

 

なんか逆に珍しいぐらい、物凄く乙女ゲーしたルートでございました。

キティルートに入るのに結構苦労しました。3,4回失敗してます。

まさか、結局全部選ぶ3択で、一番上(ウィロウ)より先に二番目(キティ)を先に選ばなくてはならないとか、なんという罠……

 

 ストーリー的には、姫様が和国と帝国の和睦のために帝国に嫁入り(相手未定)することになるわけですが、船上と陸地(帝国)の2段階構成にすることで、キティとの恋愛的や物理的な面での距離が離れたり縮まったりするのがメリハリとなっていたと思います。

帝国船上や帝国国内で、自らの新たな価値を作り出そうと、そして天才子猫たるキティに追いつこうと奮闘する姫様が大変良かったです。

まあでも、ラストはさすがに力業過ぎると思いましたけれども……

 

恋愛面では、姫様がキティに惹かれる過程、恋心を自覚するきっかけ、冷徹で利己的な猫であるキティに近づこうと努力し、その結果として見事に落とす過程がきちんと描かれていて、「軍靴をはいた猫」の今までのルートのみならず、これまでプレイしてきた乙女ゲームの中でも、かなり乙女ゲームらしいルートだったように思います。

(主人公ちゃんが追いかけ回す前に勝手に落ちている攻略キャラが結構多いように思うので)

 

キティは結構最後の方まで、「姫と結婚はしたいが、姫を愛しているからではなく、自分が権力を得る足がかりとするため」みたいなことを言っています。

途中までは文字通り言葉通りの意味で言っているのでしょうけども、終盤でも同じような台詞を言うんですよね。

ここに至ってわざわざ「利用するため」みたいなことを言っちゃうところが逆に微笑ましいな!

可愛げのないキティが一番可愛いシーンでありました。

 

ストーリーや恋愛過程的にはこのルートが一番好きです。

ルート内にあったインクノーマルエンドも面白かったですが、この後くっつくことはないんだろうなーと思うと、すこしさみしいエンドでありました。

 

キティルートで、ティガー(黒幕)の件と帝国から和国に出された書状が届かなかった件のどちらかは解決するんじゃないかと思っていましたが、どちらも描かれませんでしたね……

 

13歳の子猫キャラ役に武内さん(確か地声が重低音だったと記憶)って、何か特殊な設定(実は13歳じゃないとか)があるのかと疑っておりましたが、特に何もありませんでした。

いや、別にキティとしての声に特段の違和感はなかったので別にいいんですが……見た目と比べるとちょっと声が貫禄あるかな、ぐらいで……

 


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