殺し屋とストロベリー 感想2(アモン)
個別キャラ感想
感想1からの続きです。
アモン(cv.八代拓)
フリーの殺し屋。狙撃が得意な武器マニア。優しく人懐こいが、裏社会育ちなので、誰でも殺せるらしい。
うーん、悪くはないんですが、凄く普通で、あまりアモンさんならではという見所がなかったように思います。
バイト先の喫茶店で常連さんと話すようになって、お互いに惹かれ合っていき、プレゼントをもらったりデートをしたりして距離を縮めていく話?
もしかして、「殺し屋とストロベリー」というこのゲームは、「殺し屋であっても一介の人間である。その人間の日常」を見せたいものなんでしょうか。
だとしても、特にアモンさんはフツーすぎて、ツキミさんみたいな「ずれてる」感じすらなかったんですけども……
まあ、殺し屋なのにフツーすぎるというところが、おかしいと言えばおかしいのか。
アモンさんが唯一殺し屋らしさを見せたのは、実はイチゴちゃんを狙っている組織の一員であるにもかかわらず、それを全く匂わせずイチゴちゃんに接していたことぐらいかなあと思います。
殺し屋の話なのに、本業の仕事シーンが1回もなかったという驚愕の事実。
(アモンさんが一方的に的になるシーンはありましたが。)
マツリ姐さんの活躍が見られなかったのが残念でした。
ハッピーエンドは、先行き不透明にもほどがあるところで終わって、非常に驚きました。
思わず「えっこれで終わり??」と呟いてしまった。
もしこれが、殺し屋の宿命的なものを表現したラストだとしたら凄いな。(その度胸と表現力が。)
ところで、月影に属する殺し屋の一人であるカガリさんの失敗とその後始末の件は、全ルートでやるんでしょうか……
ここまでの2ルートを終えて、非常にイチゴちゃんの刹那主義的な面が目立ちます。
施設での実験動物的な日々の後遺症ということなんでしょうけども、長生きしなさそうだなと思う反面、だからこそ長生きしそうな感じもしますね。
この精神状態のまま長生きしたら、それはそれで悲惨そうな……特にアモンルート。