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主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

1年半前のあれこれ的な(「黎の軌跡」第3章クリア)

黎の軌跡(グリムキャッツ)

まさか「軌跡」で伏せ字・ピー音の台詞に遭遇することになるとは思わなかったです。

 

英雄伝説 黎の軌跡 (クロノキセキ) 公式サイト

 

とはいえ、CERO Cなわけですし、伏せなくてもいいような気もしますが……いや、ダメか……

雰囲気作りという理由で伏せ字・ピー音にしたのもあるんでしょうけどね。

ゴッチ監督は意外と(?)結構好きです。

 

ということで、「黎の軌跡」第3章をクリアしました。

 

それにしても3連休・4連休が多すぎません? 共和国のカレンダーどうなってるの? ハッピーマンデー的な政策だとでも言うの?

今回の週末は4連休だそうですよ。

 

今回の首都編はアーロン君が加入して初めての本格活動日……ではないか。ヴァンは普通に平日も仕事してるんだろうし。

初めて4人集まった活動日ということですかね。

しかし4人連れだって裏解決屋業務に励むわけではなく、ヴァンを除く3名のうち2名は事務所待機で情報収集等を行うとのこと。

給料の支払先が増えてるのに大丈夫か? 逆に効率悪いんじゃ? と思いましたが、ヴァンは事務仕事を結構ためまくっており、アニエスが頑張って郵便物の仕分け等しているとのことなので、これはこれで有効な役割分担なんですかね?

そしてそんな話を聞かされると、アニエスを連れ出しにくい……と思ったからというわけではないのですが、ヴァンと共に裏解決屋業務を行うのはアーロンを選びました。

第2章の最後でのMVPについての疑問を解決するため、第3章ではリーダーキャラをアーロンにしてみることにしていたためです。

別にアニエスでもいいんですが、第2章でヴァンがMVPになれなかったので、アニエスよりヴァンに似たタイプ(近接物理)のアーロンをリーダーにして検証しようと思いまして。

 

そういえば、アーロンは成人したのをいいことに夜遊びに勤しんでいる、みたいな話がでてきていました。

共和国は成人年齢19歳なのか? と思ったんですが、どうやら第2章ラストから第3章冒頭までの間に20歳になっていたらしい……

えっ、わざわざこのタイミングで年取らせる必要あります? ヴァンの夜間行動時に同行可能にするためとかなのかな……

アーロン、24歳に対してオッサンオバハン呼ばわりしてる割に、27歳出戻り子持ちに対して「まだ27歳なのにもったいない」扱いなのは何なんですかね?

黎の軌跡(赤毛)

相手の親に赤毛呼ばわりされて毛嫌いされるって、どうしてもアガットさんを連想してしまいます。

 

前回の感想で色々言ってしまったコネクトシステムですが、第3章のコネクトシステムは、何か思った以上に興味深かったです。

このままの感じで、あとは恋愛的好感度には関係しないでいてくれれば僥倖なのですが、隠しトロフィーの数的に、非常に不穏です。4つって、メインキャラクターのうちの女性の人数……

 

ルネとのコネクトシステムに出て来たもはや何重スパイか分からない彼は、「創の軌跡」のレクター少佐のエピソードに出て来たアレかー。

ルネはヴァンより年上の割に童顔ですよね。それともヴァンが老けてるのか……?

 

アニエスとのコネクトシステムでは、ヴァンが「アラミス」等について色々語っていましたけど、あれ? これもしかしてOB……?

前半締めくくりのダンジョン(っていうか)でヴァンが「学生時代にエレインと」とか口を滑らせたことで疑惑が深まりましたが、第3章後半に回想イラストであっさり制服姿のヴァン君が出て来たので、多分確定ですね。

やはりそこそこいいとこの坊ちゃんなんだろか。

イベントやクエストで独特の美意識とか審美眼を見せるヴァンでございますが、「油絵」に対して微妙な反応する当たり、何か関係があるのかなーと思います。

 

で、その前半締めくくりのダンジョンである、ディルク記念公園。

「黎」は、建物もですけど、風景がぐっときれいになったなと思います。特に水辺がきれいですよね。

黎の軌跡(ディルク記念公園)

……おかしい。なぜここで釣りができないんだ……?

と、ついつい思ってしまいます。「軌跡」のミニゲームとかやりこみ系の中で多分一番好きだったので。釣り。

 

ヴァンの素性も謎ですが、アニエスの素性も謎ですね。

どうやら本当の姓を隠しているらしく、父親が有名人みたいですが、共和国人で名字出されて(プレイヤーが)びっくりするのって、グラムハートか、次点でロックスミスぐらいでは? まあヴァセックとかロウランとかカーファイとかでもプレイヤーはびっくりしますが、ゲーム内のキャラクター間での驚きは薄いでしょうし。

アニエスが通話していたお父上の声の感じからして、グラムハートなのかなー。ぽんこつ耳のため、声で判別はできませんが、何か雰囲気的に。

 

それにしてもヴァンの顔の広さは何なんだ。

レンとも顔見知りなんですね。5年前って何かあったっけ? と思いましたが、「空の軌跡SC」と「空の軌跡the 3rd」の間でしょうね。レンがボロボロだったらしいので。「空3rd」の後だとそこまでボロボロじゃなかったはずですし。

あと、スウィン&ナーディアをマイスター・ヨルグに紹介したのもヴァンだったんですね。ヨルグさん、訳ありの子供紹介されすぎ……

黎の軌跡(「空」組+ヴァン)

「空」組の皆さんの中でもなかなか珍しい面子。

キリカさん、ゲーム内で拝見するの大分久しぶりですけど、顔とか声とかこんな感じでしたっけ?

どうしても「空」の印象が強いので、キリカさんと言えば垂れ目のイメージなんですけど、「零」版準拠なんでしょうか。

 

第3章の出張編も、ヴァンが甘いものに釣られたわけですけれども、これはもう、ヴァンがどんな甘いものに釣られ、その感想をいかに語るかということを楽しむやつなんでしょうか。面白いのでいいですけど。

依頼人のところに送られてきた脅迫状の調査のため、サルバッドへ、またもや車で向かう裏解決屋ご一行。依頼人さんは定期飛行船で行ったそうです。

プレイしていると、帝国は鉄道、共和国は車の印象が強いので、定期飛行船のイメージがあまりないんですが、やっぱり共和国にもあるんですね。共和国でまだ空港を見たことがないんですが、きっと首都イーディスの中のどこかの地区にあって、今後行けるようになるに違いない。

 

そんな感じで4spgを片付けつつ脅迫状の調査をする中で、人々が異常に狂乱しているという情報を得たり、踊り子姉妹と知り合ったりするわけですが、「零」以降の主人公恒例のモテモテ→周囲から白い目 がちょこちょこ顔を出してきてちょっとつらい……

なぜファルコムさんは主人公の周囲の女性に白い目をさせたがるのですかね……ヴァンはきっぱり「違う」と言い切れる性格なのでまだしも印象がましですけども。

 

人々の狂乱に困惑するサルバッドの皆さんを横目に見つつハマムの水源復旧のため、地下ダンジョンへ。

……うーんこれ、この時点の情報だけでも明らかに、最近人気らしいアレに混ぜものされてますよね。

 

地下水路の魔獣は、事前に隠しクエスト(隠れてない)で陽炎砂丘の行ける範囲の魔獣を全滅させる勢いで遊びまくったため、結構楽々でした。フィールドバトルで、クラゲっぽい魔獣の攻撃が見切れなくて被弾しまくりましたが。

その流れのままボスを倒し、今回はここでもうゲネシス入手&グレンデル戦かー、早いなーと思ったのですが、やはりそんなことはなく。

何者か(ヴァン自身?)がヴァンに対し「悪夢を纏うまでもなく、お前の存在が悪夢そのものだ」みたいなことを言っておりましたが、ヴァンよ、一体過去に何があったのか。

テイク・ザ・グレンデルし損ねて苦しむヴァンに駆け寄ってかばうアニエスがヒロインっぽくて良かったです。

 

新メインキャラ・リゼットさんの登場理由・パーティ加入の仕方は概ね想像通りでした。リゼットさん、メイド風の装いは会社の制服らしいですが、マルドゥック社のセンスというか品性を若干疑ってしまった。

あと、アークライド解決事務所のランク評価って一体誰がやっているのか疑問だったんですが。

過去作においては、主人公が遊撃士協会なり警察なり士官学院なり、組織に属していたので、ランクが上がるとご褒美がもらえるシステムはあまり疑問に思わなかったのですけれども、ヴァンは個人事業主ですのでね。

リゼットの登場後にSP報告をしたことによりようやく気付いた……これ、マルドゥック社による評価なんですね……

メアの実体化やグレンデル化は、リゼットの反応を見る限り、マルドゥック社の意図したところではないみたいですけど、何か怪しい気もしてしまいます。「創」のエピソードによると、マルドゥック社は結社の星辰システムに割り込みできるような技術力持ちみたいですし。

 

夜の情報収集で、《破戒》さんと《黄金蝶》さんがご登場。実は公式サイトのキャラ絵が、ヴァンと《破戒》が若干似ている気がして戦々恐々としていたのですけども、この感じだと特に何の関係もなさそうですね……良かった……

3Dキャラで見ると、なんかあんまり似てませんでした。

《黄金蝶》さんが関西弁(京都弁?)でしたが、「軌跡」の関西弁キャラって、ミラノさん然りベッキー然り、商人なイメージがあります。ミラノさん達これまでの関西弁キャラと《黄金蝶》さんは出身地が近かったりするんでしょうか?

 

それにしてもやっぱり意外と結構人死にが目立ちますね。

ベガスフィルムの社長さんの死に様とか、血まみれ状態なのまで見せてましたし。

テキストだけの情報とはいえ、4spgで捕まえた詐欺・恐喝3兄弟も殺されてしまいましたし。

それだけに、シャヒーナちゃんが普通に生きていたのが逆に驚きでした。

シャヒーナが「近いから1人で大丈夫」的なことを言って帰って行ったときは死亡フラグだと思ったし、シャヒーナが《A》のボスに背後とられたときは、絶対殺されて蘇り化させられて操られると思ったんですけど。《A》ボス、わざわざ自ら足を運んで、あの特別製仮面を渡しただけなのか……まあ、洗脳めいたささやきを吹き込んだりもしてましたか。

 

クライマックスは、1年半前のクロスベル再事変の再現とか何とか。

市民に広がる洗脳的なやつは、初期ならキュリア系アーツ効くらしいですよ? 《Xipha》だとヴェールか。

 

ゴッチ監督渾身のフォクシー・パレードがどんだけド派手なのかと期待しておりましたが……結構地味でした……もっとこう、エレクトリカルな感じなのかと……

今回の洗脳増幅装置であるシャヒーナ(仮面つき)は、クロスベル再事変における宵闇の舞姫よりダンサーとしては随分格下なのでしょうけれども、ゲーム全体的に動きがなめらかになったおかげか、凄く良い感じのダンスに見えました。

 

で、なぜかグリムキャッツさんと同行して第3章ラストダンジョンのホテルを攻略していくわけですが、地の文にすらおちょくられるグリムキャッツさん……ネタキャラが過ぎる……そしてアニエスにすら正体ばれるという……

 

生身ボス戦は薬物ブーストされた隣国の公太子とその護衛でしたが、何か強いんですが。初回、ぼーっと戦っていたら、吸引技で1箇所にまとめられ、連続攻撃で全滅しかけました。アーツ駆動中とか関係なく、ヤバそうなときはアニエスのSブレイクを積極的に使っていかないといけませんね……

 

戦闘といえば、タクティカルボーナスのトロフィー&アチーブメント。

「創」の感想で、最近タクティカルボーナス系のトロフィー取得が楽で良いとか書いた覚えがありますが、今作のタクティカルボーナス難しくありません……?

普通に戦っていても全然×4.0に届かないので、意識して頑張ってみた結果の中で一番惜しかったのがこちら。

黎の軌跡(タクティカルボーナス3.8)

足りない。0.2足りない。

スイッチャーとジャストスルーを追加できれば4.0に到達しますけど、ジャストスルー狙いだとノーダメージが多分無理だしなあ。

(スイッチャーが入ってないのは、バトル中存在を忘れていただけです。)

前作までは各ボーナスが9回まで加算できたのが、今回全て1回だけなのが厳しいんですよねー。

最弱武器を持たせて、コツコツ殴ってトリプルスタン狙いなのかなあ。検証してないですけど、弱い武器だとスタン値も低いのでしょうか? だったら困りますけど、どうなんだろ。駆動する敵ならキャンセラーがいけますけど、ノーダメージを消される恐れがあるので、敵にターン回したくないんだよな。

 

そんな感じで、第3章クリア。評価はSで、MVPはアーロンでした。

こりゃやっぱり、ヴァンはMVP対象外なんでしょうね。そういえばアチーブメントにも「ヴァンがMVPをとる」ってなかったですし。

 

なお、第3章終了時のL.G.Cアライメントは、LAW-2、GRAY-2、CHAOS-2です。

地下水路で、詐欺・恐喝3兄弟と魔獣を潰し合わせてから拘束したためか、CHAOSが結構伸びてます。

これ、このまま概ね均等に伸びていった場合、中盤以降の他の勢力との共闘とやらはどうなるんでしょうかね?

 

「黎」、誤字脱字がまあまあ散見されるわけではあるんですが、単純な間違いとは思えないのが、ヨルムンガンド戦役のことを指してるとおぼしき話で「1年半前」と言ってるもの。これ、何カ所かあるんですよね。

ヨルムンガンド戦役が七曜暦1206年9月。「黎」は1208年8月末~なわけですから、丸2年前が正しいはずなのですが。

もしかして、「黎」は当初、1208年4月頃の話にする予定だったんでしょうかね?