kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926- 感想2(-BURLONE-オルロック)

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-BURLONE-個別キャラ感想

オルロック(cv.豊永利行

ピオフィオーレの晩鐘-Episodio1926-(オルロック)

教国の使徒という名の殺し屋。主人公のお陰で自我が芽生えた後、殺人を忌避する心を得た。

対人戦最強。(のはずだがよく強さの程度がぶれる)

 

……えっ……オルロックって使徒の中で最優秀の扱いなの……? あれ(無印オルロックルート)で……!?

オルロックの状況認知と判断力がめためたなせいで、老鼠は増長するわ、教会は荒らされるわ、マフィア間抗争を激化させるわ、散々だったと了解しているのですが……

教国における使徒の能力判定基準って、戦闘能力と教国からの指示にきちんと従うかどうかの2点だけなんですかね……

 

ストーリーとしては、無印でリリィ嬢と共に教国に逃れたオルロックが、自分の代わりにブルローネに派遣された使徒の代行者の捕縛(DEAD or ALIVE)を命じられ、ブルローネに舞い戻ることに という感じ。

で、その代行者というのが、戦闘能力はともかく、それ以外全方向に大変未熟だったので、もしや上述の使徒の能力判定基準って、これと同じ俎上に載せられてるんだろうか……と疑問に思ってしまった。

そりゃこれに比べれば、無印オルロックは優秀な部類でしょうけども。

他の使徒は、どんな感じの人達なんでしょうかね?

 

このルートでは、主要登場人物(攻略キャラ)で生存しているのが、オルロック本人とギルバートのみという殺伐さに思わず笑みがこぼれました。

そしてそのせいで、あまりにも当然のことながら、各所から命を狙われるオルロック。これぞ「ピオフィ」ですねーとしか言いようがないですねー。

(ブルローネ・マフィア同士は)概ね平和なギルバートルートからの落差が凄いな。

落差と言えば、リリィ嬢とオルロックが2人でお菓子作りをしていたら、リリィ嬢が転んでオルロックに抱き止められちゃった☆という古典的少女漫画的ラブ☆アクシデントからのMSシステム「思し召し」の落差も良かったです。

 

ディレットーレが普通に登場してちょっと驚いた。

が、ディレットーレがアウトなのは、ギルバートルートとFinalルートだけでしたね、そういえば。

それにしてもディレットーレは、仮面の時は独り言でもあの喋り方なんですかね……

 

ダンテとニコラ亡き後、ファルツォーネの新カポとなったラウル・ギルランダイオ氏でありますが、小物っぷりにびっくりする。

まあ、方向性は違いますが、ニコラもアレなところがありましたしね……見た目的には、ギルランダイオ氏はダンテよりニコラの方に血筋が近そう? でしょうか?

そういえば、ニコラは墓守の一族として機能するんですね? てっきりあれは「ファルツォーネ直系」と「カポ(一族トップ)の地位にある」の2つの条件がそろわないといけないのかと思っていた。

機能する/しないの基準はどの辺にあるんでしょうか。

 

トゥルールートでは、ギルバートとオルロックが、小物ギルランダイオ氏に一杯食わされてリリィ嬢とオリヴァー弁護士を拉致されるわけですが。

戦闘とか気配察知とかの方面ではほとんどチートレベルの能力を持っている設定の割に、ふとしたところでそれが発揮されないんですよねー、オルロックって。

戦闘面でも、相手が元使徒候補とはいえ、万全の状態の時に不意打ちを食らったり(バッドルート)、完全なる素人に不意打ちを食らったり(無印ギルバートルート)していますし、なんか強さに波があって、「んん?」となってしまいます。

……まーその辺は、物語の展開上の措置なんでしょうねーとは思いますけども。

 

オルロックが身の処し方に迷った上で、「誰も殺したくないというのは甘え。これからは命令ではなく自分の判断で殺し、その罪を背負う(意訳)」と結論づけたのは、……まさか乙女ゲームのハッピーエンドでその結論に至るとは……と、ちょっと驚愕しました。さすが「ピオフィ」。

 

ロズベルグ卿が自分の息子をキリングマシーンに仕立て上げた理由が語られておりましたが、まあ理屈はともかく、無印の疑問点が補完されたのは良かったと思います。

補完といえばエミリオでありますが、……なんか思ったよりふつーに人間でしたね。「人の子とは……」「人間とは……」とかよく言っている割に。なんかもっと人外なのかと思っておりました。

 

恋愛面では、エミリオが鍵の乙女の資格を喪失させる(=リリィ嬢が鍵の乙女として身柄を狙われないようにする)ための最も簡単な方法に言及しないのが、ちょっと不自然に感じてしまいました。

オルロック(聖職者)が父親と同じ過ちを犯すことになるからナシということなのか……うーん、人間エミリオのあの感じからすると、自らの呪縛から解き放たれるために墓守の一族(ファルツォーネ)が邪魔だから、わざと上記の方法を教えずにファルツォーネ滅亡を狙ったということなのかなー。

トゥルーエンドでは、オルロックが教国から離れることにした、つまり聖職者じゃなくなったということみたいなので、近日中に上記の方法でリリィ嬢は資格喪失することになるのかな? ……ファルツォーネ……どこまでも不憫……

 

1周目、Chapter1の途中からChapter4の途中まで、好感度がずっと18%のまま全く上昇しなくて、我ながら笑えました。別に逆張りとかしているわけではなく、良かれと思って選んでるんですけどね……

 

オルロックがファルツォーネについて言及する際、ダンテとニコラを殺したことにしか言及しないのが気になってしまいました。

いや君ダンテ父も殺してるでしょうよ、少なくともこのルートの時空では。あそこからファルツォーネ内部に混乱が生じているというのに、まさかなかったことにしているわけではないですよね?

 

殺戮人形と書いてあったらキリングドールと読みたいラノベ育ち。

 


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