VARIABLE BARRICADE 感想4(光森壱哉)
個別キャラ感想
感想3からの続きです。
光森壱哉(cv.鳥海浩輔)
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スパダリ……スパダリって何だっけ……? という気持ちにさせてくれる。双子の兄に対する劣等感が深い泣き虫さん。高度な萌えを要求される。26歳。
キャッチコピーは「結婚詐欺師(未遂)」ですが、このキャッチコピーが冠される元となったエピソードを知ると非常に涙が誘われます。
壱哉さんも面倒くさかったですが、ヒバリお嬢様が一段と物凄く面倒くさかったです。
壱哉さんの持つ萌えは、ちょっと高度すぎて私にはついて行けなかったので、ヒバリお嬢様がぐだぐだする気持ちは分からんでもないですが、でも、ヒバリお嬢様は壱哉さんに惹かれてはいるんですよね……
カズさんはやはりヒバリお嬢様のお見合い相手でしたね。
あと、カズさんの台詞で「スパダリ君に似てるって言われるのは複雑」みたいなのがあったので、壱哉さんの縁者かなという気がしていましたが、こちらもやはり。
ストーリー的には、前半は自分の失態により落ち込みまくり、後半は兄とのことで落ち込みまくる、全編にわたって落ち込みまくる壱哉氏……という話でした。
いやまあ、落ち込むのは別にいいんですけど、メインヒーローなんだし自分で這い上がって欲しいなあ、と、「どん底から這い上がる」展開が好きな自分は思ってしまった。
ラストの、頭パーンして暴走しまくる壱哉氏は面白かったですが、別にあれ、這い上がってはいないしなあ。
壱哉さんとカズさんのご実家である真崎家からの縁談は、うま味がありすぎてよっぽどの理由がなければ断れない、みたいな感じで話が進んでおりましたけど、婿入りするんであろう壱哉さん相手ならまだしも、真崎家の跡取りであるカズさんと結婚するとしたら、実質真崎家が東条家を乗っ取ることになるのでは?
鷹宗じいさんも東条の親戚の皆さんも、なんでGOサイン出したんだろうか。
その辺の理屈がよく分からないままだったので、他のルートに比べてあまり感情移入できなかったような気がします。
恋愛面では、壱哉さんの唯一の見せ場が、カズさんによる壱哉愛人案に食ってかかったところでしたね……
いや、高度な萌えを受け止めきれなかった私がそう思うだけで、本当はもっと色々見せ場があったのかも知れませんが……
そして、ラブエンドはまだしも、アナザーエンドはその愛人案を受け入れることになるので、もう、どうしようもなく見せ場ゼロですね……(私の感覚では)
ここまで虐げられたメインヒーロー初めて見た気がします……