死神と少女 感想6(その他)
その他感想
あとがき
本来は物語の一部ではないはずの「あとがき」で盛大に伏線回収していくスタイル。
作家・遠野十夜の正体については示唆されていたとおりですけども、兄は100%紗夜ちゃんの幻想上の存在だったのね?
それにしては単独行動したり、物体に干渉してたりしてましたけど……凄い強度の幻想だな。
あと、兄が紗夜ちゃんの「時を止めた」のは紗夜ちゃんの自己暗示ということでまあいいですけども、蒼の記憶を消したのは? 蒼の自己暗示? ……さすがに苦しくないですかね。
そして、ある意味誰よりもファンタジーな存在だった桐島先輩ですが、……ここでメタ来るのか……とはいえ、(主人公ではないにもかかわらず)ちょっとプレイヤーの代弁者というか、言って欲しいことを言ってくれるみたいなところはありましたので、結構しっくりくるなと思いました。
臥待さんが絶対何か企んでいるだろうと思っていたんですが、単にいい人なだけでしたね……
太宰ともゑの姉 真相について
……なんかスミマセンでした……
太宰ともゑの姉を名乗る人=浮気教師の婚約者はその通りでしたが、てっきり婚約者さん、教師ではなくともゑさんの方を好きになったため、駆け落ちされる前に浮気教師を事故に見せかけて殺したんだとばかり思っていた。
が、普通に婚約者である教師を想い、ともゑさんに嫉妬する普通の女性でしたね……なぜ「太宰ともゑの姉」を名乗っているのかはよく分かりませんでしたが。
浮気教師の名前である「津島修治」って、どこかで見たことあるなーと思ったら太宰修の本名だったわけですが、「太宰」ともゑの名前にかけているのは当然として、それ以外にわざわざこの名前にした意味って何なのでしょうか。ちょっと私は解釈が及ばないですが、きっと何か意味があるんだろうな……
その他
あのー、ところで、ヴィルヘルム・猫田の中の人(夏目君じゃない方)の件とか、共通ルート4章で立ち絵が日生光(本物)なのに(偽物)扱いされてる件とか、日生お見合いエンドの手の傷の件とかは……? 特に言及されないんですか?
日生光(偽物)は殺しはやらない主義らしいので、お見合いエンドのあれは(本物)の方だったんですかね? でも、紗夜ちゃんの態度からすると、あれが(本物)とは思えないんですよねえ。
まあ、ただ殺さないというだけで、他の方法で(本物)を排除したのかも知れませんしね。
というわけで
「死神と少女」の感想でした。
好感度もフラグ状況も確認できず、選択肢の意味(好感度的な)もよく分からない、大変難解なゲームでした。いにしえのゲームだからか……?
(主に主人公とメインヒーローの)持って回ったような台詞回しとか、回収されたりされなかったりする膨大な伏線(に見えるなにか)を楽しめないと辛いかなーと思います。
なお、私としては、深読みしすぎて、楽しかったけど疲れた……
好きなキャラは、正直、桐島先輩以外は似たり寄ったりなんですが、強いて言えば、
桐島七葵>遠野十夜>蒼>日生光
かなー。
ちなみに、日生光が(本物)の方だったら、もっと順位が上がります。