幻想マネージュ 感想6(アルノー)
個別キャラ感想
アルノー(cv.阿部敦)
主人公の幼馴染みで、エマが父を失った7年前から一緒に暮らしている。明るく社交的な性格。職業は新聞記者。父は陸軍大将のヴァンサン氏。
Rêve Endを回収した直後に某「黎の軌跡」をプレイし始めてしまったため、2ヶ月近く放置してしまった。
アルノーには幸せになって欲しいと思っていたのに、すまんことをいたしました……
ヒューゴルート以来の、「なぜたかが遊園地の接収に陸軍大将が自ら出張ってくるのか?」という疑問が解けて良かったです。まさに真相ルート。
ストーリーとしては、エマちゃんが魔女であることが国軍(というかヴァンサン陸軍大将)にばれてしまい、実験動物的な待遇を受けることになってしまうわけですが、とりあえずアルノーが可哀想だった。
アルノーが、自分に出来る精一杯の範囲で一生懸命エマを守ろうと立ち回っていることが(プレイヤーには)強く伝わって来るのですが、当のエマちゃんはセルジュさんに教えられるまで全くそのことに気付かないし、アルノーはアルノーで自らの行いを悔やんで自罰的だし、とにかくアルノーが可哀想。
7年前にエマ父の遊園地が潰され、ヒューゴさんが殺されかけた事件の発端(?)であるアルノーが父に語った愚痴についても、あの程度なら親子のお喋りの範囲でしょう……
アルノーが7年前の真相をずっと黙っていた件についても、記憶と家族を失った少女に対して、しかも陸軍大将である父親からの圧力下で、さっさとエマちゃんに話せるかといったら難しいだろうというのも理解できます。
エマちゃんを実験動物扱いから解放するために、身代わりにするための魔女を狩りにいった件については、落ち着け早まるなという感じではありますけども。
マルゴさんがなぜあんな反魔女感情が強い街に住み続けているのかが不思議だったのですが、逆にその反魔女感情によって自分の存在をカモフラージュするためだったのでしょうかね。
Rêve Endは、放置している間に記憶が薄れてしまったので割愛。
Amour Endは、エマちゃんとアルノーとヒューゴさんが、7年前の件についてきちんと向き合い、理解し合った上でレーヴの解放ということになるのがいいですね。
何より、アルノーの思いが報われてくれたのが一番良かったです。
これまでのルートで、国軍が悪者にされまくりでしたが、軍というより全てヴァンサン陸軍大将のせいじゃないですか、これ。
ヴァンサン大将、志は悪くないのに、やり方がクソマズイ。
家族の死が彼をそうさせてしまった、と作中では言われていましたけど、大分いい年になって大将まで上り詰めてさえいるのに、まだ現実を学んでいなかったんでしょうか?
After Storyで、エマちゃんが父の遊園地跡地に再び遊園地を造ろうとして、結構具体的に動くところまでこぎ着けていましたけど、これまでレーヴの臨時スタッフを除いてほぼ無職だったはずなのに、資金はどこから……?
これ、Amour End時点から何年ぐらい後の話なんですかね? その間にお金貯めたんでしょうか。……数年程度でそんな貯まる……?