kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

幻想マネージュ 感想1(ヒューゴ)

はじめに

 

直前にプレイしたゲームにより負った心の傷を癒やすためにプレイしました。

あと、プレイしたことのないブランドの作品なのと、好きなシナリオライターさん(雨宮うたさん)がライター陣に名を連ねているようでしたので。

 

プレイ順は、
ヒューゴ→セルジュ→クリエ→ルシオール→リヨン→アルノー
です。

 

そんな感じで感想です。
声優さんの氏名は敬称略です。

 

gensomanege.com

ストーリー概要

魔法の使えない魔女のエマは、あるとき街にやって来た移動遊園地の園長・ヒューゴにある頼まれごとをする。引き受けたエマは、達成するために移動遊園地の臨時スタッフとして働くことになるが、その遊園地にはある秘密があり、エマはそれに巻き込まれていく(っていうか) みたいな感じ。

 

個別キャラ感想

ヒューゴ(cv.羽多野渉

幻想マネージュ(ヒューゴ)

レーヴ移動遊園地の園長で、元遊具技師。主人公の昔の友人でもある。にこやかで社交的で紳士的。

 

「ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-」の後で、ほんわか心に優しい作品をやりたい……という思いにジャストフィットでありました。(ヒューゴルート終了時点の感想)

少々スパイス程度に不穏展開があるのもメリハリになって良いですね。

 

主人公のエマちゃんは魔法の使えない魔女。内向的で動揺しやすい生活かと思いきや、なかなかの強メンタルな部分もありました。

 

ストーリーとしては、ヒューゴがレーヴ移動遊園地に囚われた真相と、ヒューゴとエマの過去に何があったかについて。

共通ルートで、エマちゃんは、レーヴ移動遊園地のスタッフ達は、魔法の力でレーヴ移動遊園地に囚われている(一定距離以上離れられない)ので、魔女であるエマの力で皆を解放して欲しい、とヒューゴに頼まれるわけです。

まあ、この時点で察しますよね。あーこれ失われし過去当時のエマちゃんの仕業かー と。

なので、かつての自分自身がかけた魔法なら、何やかんやで解けるんでしょうと、穏やかな気持ちで見ていることが出来ました。

 

夜の遊園地「スターライツ」イベント開催のくだりで、「パリならともかく、田舎の人は『電気』という言葉すら知らない」みたいな話が出て来ておりましたが、これ、西暦何年ぐらいの話なの……?

そして、回転木馬やコーヒーカップの動力は何なんでしょう。蒸気かな?

いや、レーヴ移動遊園地に関しては魔法の力なんでしょうけども、同時代の一般的な移動遊園地の動力ね。

(どうりょくと入力すると導力と変換されてしまう……それ違うゲーム)

 

幼い魔女が暴発させた魔法により構築されたにしては、レーヴ移動遊園地の設備が行き届きすぎている気がしました。

遊園地の遊具と稼働のための設備はともかく、その遊具類が自在に出し入れ可能だったり、スタッフ用のテント(事務室・居住用とも)が充実していたり、スタッフ用食堂は全自動(魔法の力で)だったり、魔法の馬が引く移動用馬車付きだったり、あまりにも便利すぎないか。

エマ母(魔女)とおそろいのペンダントの力が核になって……みたいな話ではありましたが、それで説明が付くレベルなのでしょうか。

 

他のスタッフがレーヴ移動遊園地に囚われている件についてもさらっと流されましたし、ハーメルン事件の件とか、このルートでは明かされなかった謎も多いですね。今後のルートに期待です。

 

それにしても、遊園地を接収するとかいう端仕事の現場に、フランス国軍の陸軍大将という超お偉いさんがわざわざ出向いてきていたのは何だったのでしょうね。

あと、昏睡状態のヒューゴ(本体)の面倒を7年間も見てくれているし、目覚めたら生活支援もしてくれるし、軍の振り幅が凄いし両方向に向かって手厚すぎる……これも伏線なのでしょうか。

 

恋愛面では、エマちゃんの失われた過去での2人の関わりがジャンプ台になっていたのと、良外面版ヒューゴがとにかく紳士なのとの合わせ技で、双方向とも分かりやすかったです。

正直、途中までは、ヒューゴの人格とか行動が当たり障りなさ過ぎてつまらん……とまで思っていたのですが、エマちゃんが失われし過去に深く踏み込みすぎようとした際に、ヒューゴがエマちゃんの大切なオルゴールをたたき壊したりといったご乱心を見せてくれたので、その辺からは結構楽しかったです。

 

Amour Endでは、度々「朝の光が記憶を奪っても……」みたいな台詞を繰り返していたので、てっきりヒューゴ(本体)は助かって昏睡状態から目を覚ますけれども、ヒューゴ(園長)時代のことは覚えていない、みたいなオチかと思っていました。

が、実際にはちゃんと園長時代のことも覚えておりましたので、ちょっと拍子抜け感がありました。

レーヴの解放を行ったのは、パリのスターライト広場に移動遊園地を設置していた時だったわけですが、あの後エマちゃん(とヒューゴ)は、ちゃんとマネージュやオートマタの片付けを行ったんでしょうかね?

あと、解放後、レーヴ移動遊園地に囚われていたわけではなかったクリエまで一緒に姿を消していたのはなぜなのでしょうか。

 

Rêve Endでは、魔法の解除に失敗して、逆にエマちゃんがレーヴ移動遊園地に囚われてしまい、ヒューゴと2人で旅を続けることに……でも2人だから幸せ……というアレでしたが、これがいわゆるメリーバッドエンドというやつですか……

他のスタッフのことは、「いつの間にかいなくなっていた」とかさらっと流しているところに闇を感じました。

これ、ヒューゴ(本体)の面倒を軍が見てくれなくなったらどうなるんですかね。

 

エヴィユシステムですが、これ、失敗し続けたら、好感度が足りていてもRêve End行きになったりするんでしょうか。

気にはなりますが、試すのも面倒だな……

 

 


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