kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

剣が君 百夜綴り 感想メモ9(梅の書)

感想メモ8からの続きです。

梅の書

第三編

縁ルート幸魂エンドのアフター。
農民縁さんが蕎麦打ちにチャレンジする話。
 
ストーリー的にはほのぼのとしてそこそこどうでもいい……失礼、平和なお話でした。
縁さんが要領良くないけど、基本スペックが高いのは分かり切ったことですね☆
 
で、縁さんはちゃんと年貢納めてるんですか? 納めてるんですよね? 農民ですもんね? 五公五民ですよね?
ゲーム内で描かれている限りだと、この人蕎麦ばっかり作ってるように見えるんですが、見えないところでちゃんと米も作ってるんですよね……!? 江戸時代の経済は米が基本ですもん……ね……?
 
白河藩は一体どこまでこの人の存在や素性を知っているのか……
徳川家=幕府にとってアキレスのかかと的存在になってしまってると思うんですが、よく直轄外に出るの許されましたよね。
 
ああ、一番もにょる幸魂だから余計細かいことが気になる……
 

第四編

和魂エンドのアフター。
「for V」本編で呉服屋さんに預けっぱなしになっていた反物を回収する話。
というか、縁さんが香夜ちゃんにプロポーズする話と言った方がいいのでしょうか。
 
同じ君ルート側でも、こちらは江戸にとどまっているので、他の攻略対象の皆さんとかとの絡みがあるのが良いと思います。まあ、主に螢さんですが。
 
二輪草の書」第十二編の左京さんとの目利き対決でも思いましたが、縁さんは本当地味好みですよね。江戸出身じゃないけど江戸っ子らしいというべきか、それとも骨っぽい水戸っぽらしいと言ってもいいんでしょうかねえ。
本人はあんなに赤いのにな。
 

第二編

奇魂エンドのアフター。
信春様と一日デートする話。
 
声のトーン? 発声の仕方? が信春様より縁さんの方が好きなので、常時信春様だとちょっと残念な気がしないでもない。
信春様は神降ろしできるんでしょうかね?
 
しかし、何でせっかくのスチルが矢ノ彦とツーショットなんすか……縁さんと矢ノ彦って本編でそんなに絡んでなかったような気がするんですが。
どうせなら本編に合わせてコロとツーショットの方が……これはただ私がコロが好きなだけか。
 
別れ際の「姫」呼びとその後の笑顔で、あれ、これもしかして縁さん記憶戻ってるんじゃ……? と淡い期待を抱いたんですが、香夜ちゃんと半蔵さんの反応を見るに、そういうわけでもない様子。
本当に単に戯れで「姫」呼びしたんですか、信春様。罪深い。罪深いですよ。
 
何にせよ、危うい関係ですよね。この後、君ルートの二の舞を演じるようなことにならないよう祈っております。
 

第一編

荒魂エンドのアフター。
縁さんの公儀隠密としてのお仕事について。
 
これだけ手際がいいなら、そりゃ岡っ引きのお仕事もスムーズにこなせるでしょうとも。部下が優秀なこともあるでしょうが、縁さんの動きや話術も職人技ですね。
 
ところであの隠密スタイル何なんですか? よく見たら髪下ろして信春様バージョンの服の上に羽織り羽織ってるだけみたいですけども。髪下ろしてるのは顔を隠すためでしょうか。
 
荒魂エンドの縁さんの行く末を知っていて見ていると、何と言っていいか分からない気持ちにさせられます。
けど、やはり、命を落とすことになろうとも、縁さんの本質が成就するのは荒魂エンドですよね。
隠密のお仕事をどんなにうまく片付けられようと本当に自分の使命を果たしているとは思えないし、一番刀としての本来の使命・孔魔壇の守護を果たす時には血がたぎる、という縁さん。そして三日月宗近を振るうことは出来るのに、神降ろしだけは出来ないことに悩む縁さん……
 
私は、縁さんに神降ろしのしるしが出ないのは、三日月宗近が縁さんが自分自身を本当に信じられるようになるのを待っているからだと思っているんですが、制作者サイドで設定しているであろう、本当の理由って何なんでしょうね。
荒魂エンドで縁さんは神降ろしに成功していますから、体質とか能力的に出来ないというわけでもないでしょうし。
 
まあ、神降ろしの「神」はマレビトであるということが分かりましたんで、神降ろしできるのが本当にいいことなのかといえば「うーん?」という気もいたします。
九十九丸ルート見てると、マレビトの力借りるってあんなことになりますからねえ……
 

第八編

第三編の更にアフターストーリー。
縁さんが家光公の影武者を務める話。
 
第二編のアレが本当に記憶戻っている証なら、最終話で何かフォローされるだろうと思っていたので、違ったのはちょっと残念でした。やっぱり記憶戻ってないのかあ……一生戻らないのかなあ……
 
というわけで幸魂関連です。一番もにょるのが最終話に来てしまったなあ……と思いながら、随所でもにょもにょしつつプレイしておりました。
一番「あれー?」と思ったのは、家光公の影武者として、縁さんが御簾越しに謁見をこなすわけですが、その受け答えの打ち合わせを辰影兄上や柳生宗矩さん、ましてや家光公本人とも全く行わないまま本番に挑むところですねえ。細かいニュアンスはその場の流れで臨機応変に対応するとしても、大まかな回答の方針ぐらいは確認しておくべきなんじゃないでしょうか。
 
なのですが、ちょっと……ラストが……次期将軍に含みを持たせていて、不覚にもわくわくしてしまいました……
縁さん本人は器じゃないって言ってるけど、そんなことないと思うんですけどね。日の本を守りたいっていう気持ちは、幸縁さんもまだ持ってるはずですし。

熱望していた次期将軍エンドの可能性の片鱗が、よりによって幸魂時空の先にあるとは……
縁さんには是非そっち方向に向かっていただきたい。お願いします。