kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

剣が君 百夜綴り 感想メモ8(菖蒲の書)

感想メモ7からの続きです。
メモなのにもはや本編感想より長いって何なのでしょう。
残りあと少しなのでちゃっちゃと参りたい。
 

菖蒲の書

第二編

実彰ルート奇魂エンドのアフター。
実彰さんの植物物語みたいな(シャンプーではない)
縁さんより実彰さんに農民エンドあった方が良かったんじゃなかろうか。
 
回想部分以外で実彰さんの出番がないのは仕方ないですよね。お亡くなり遊ばしてますからね。
 
でもハバキちゃんが影も形も出て来ないのはどうしてなんですか?(こちらも回想のみご出演)
 
鼓・七重夫妻よりハバキちゃんだろ、奇魂なんだから……
もしや「for V」後日談がなかったことになってるんじゃと心配になるメンツでした。
 
そして大典太の行方は語られず……大典太もなかなか不憫な扱いされてますね。
 

第四編

和魂エンドのアフター。
やたら強い料理茶屋の店主ですね、という話……としか。
 
この話の実彰さん、多分まだ大典太持ってるんですよね。(というか死のうが駆け落ちしようが、手放すエンドそのものがなかった)

 「百夜綴り」で判明した天下五剣の本来の役割からすると、こんなところで遊ばせてる余裕ないんじゃないかと思うんですが。
 
剣を手放したのは勿体ない、というようなことを言われた実彰さんは、「今のわたしには包丁と鍋蓋がお似合いだ」みたいな返答をします。
てっきり飯時に襲われたら鍋蓋で相手の攻撃を受け流した、という剣聖の逸話を踏まえた自虐的な冗談かと思ったら、特にフォロー入らなかったので、別に特に意味はない台詞だったのかもしれません。
個人的には意味があってほしいですけどね……
 

第一編

荒魂エンドのアフター。
実彰さんが(精神的に)死にそうになりながらお役目を果たしていく話。
 
あ、どうやら「for V」後日談はちゃんと話に反映されているようです。
本編荒魂後日談で描かれた、香夜ちゃんとの別れが匂わされていましたので。
 
生い立ちやこれまでの生き方からして仕方のないことなんでしょうけども、実彰さんは本当弱メンタルですよね……お松ちゃんの爪の垢を煎じて飲むと良いかもしれぬ。
 
それにしても実彰さんと肩を並べてお仕事に励む縁さんが本当に格好い(自重)
スチルが正面実彰さんと後ろ姿縁さんのツーショットなんですが、表情が見えずとも背中で語る縁さん格(自重)
 

第三編

幸魂エンドのアフター。
切支丹島にて、手放した剣と少し歩み寄る実彰さんの話。(孫六兼元に限る)
 
あー、上で「縁さんより実彰さんに農民エンドあった方が」とか書きましたが、そう言えばこれが農民エンドみたいなもんでしたね。
切支丹島の印象が強くてすっかり忘れていました。
 
実彰さんと実彰父と孫六兼元とハバキちゃんが絆で結ばれていた……みたいな、大変良い話でした。
 
が、こんな短い話なんだから、前後の整合性取りましょうぜ。
ハバキちゃんが前の持ち主について、「息子は実彰って名前じゃなかった」と言うのですが、その直後に入る回想で、前の持ち主(実彰父)がハバキちゃんに向かって「息子が元服したら実彰という名前にしようと思うんだ」みたいに言ってるじゃないですかー。
 
実彰父は実彰さんそっくりですねー。剣は使えないとのことですが、その代わりメンタルは実彰さんより大分強そうな。
 
まあ、ここに至ってもハバキちゃんがなんでこんなに実彰さんのこと大好きなのかは分からないのですが、実彰さんの方から歩み寄れて良かったですね。
 
しかし、本当に大典太の立場がない。
早く返上しないと、上様が回収のために切支丹島に乗り込んでくるんじゃなかろうか(「江戸菊」第一編みたいな)
 

第八編

 第一編の更にアフターストーリー。
 実彰さんが自分の願い、自分のなすべきことを思い出す話。
 
 「菖蒲の書」最終話が開放されて、荒魂関連だと分かったときには、第一編であれだけボッコボコにしたのに(実彰さんのメンタルを)、更に追い討ちかけるのか……と思ったのですが、プレイしてみたら、これなかなかのハッピーエンドなんじゃ?
 
まあ私は「for V」本編の終わり方でもそこそこハッピー、剣士としてはかなり良エンドと思うような感性なんで、公平に見たらそんなにハッピーじゃないのかもしれませんが。結婚は出来なそうですしね。
 
しかし実彰さんは相変わらずの弱メンタル振りを見せつけてくれますな。
香夜ちゃんのために自分と関わるべきではないと思い詰めすぎて、香夜ちゃんが悪党(っていうか残党っていうか)にさらわれても自ら動こうとしないというね……
 
縁さんとハバキちゃんに一喝されて我に返る感じなのですが、実彰さん、それ「for V」本編で既に九十九丸に怒られたでしょ……
 
縁さんの「おまえの剣ってのはそんなもんじゃないだろ!」という台詞が、縁さんの実彰さんへの思いを凝縮してるなあとなかなか胸に刺さります。過去編で語られた二人の出会いを思い出しますね。
こういうとこが好きなんですよねー、この二人。
 
なんかいつも同じようなこと言ってる気がしますが、好きなんだから仕方ない(開き直った)