kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

剣が君 百夜綴り 感想メモ12(金盞花の書)

感想メモ11からの続きです。

金盞花の書

第四編

鈴懸ルート和魂エンドのアフター。
鈴懸と香夜ちゃんと長七郎と妖怪達の愉快な山暮らしについて。
 
正直、特に感想がないです……
仲良さそうで何よりです。
あとは、香夜ちゃんてたくましいよね。すさまじい順応力。ぐらいか……
 

第三編

幸魂エンドのアフター。
鈴懸が奥さん(香夜ちゃん)を江戸っ子風に楽しませようとする話。
 
こちらも、ほのぼのとして良いお話ですので、その分あまり言いたいこともないですね……
鈴懸が頑張って江戸の町に順応しようとしている(ということですよね?)ので、好感が持てました。
 
ところで、ちょっとお化粧して町を歩くと人々が振り返りまくるって、香夜ちゃんはどんだけ美人の設定なのか……
 

第二編

奇魂エンドのアフター。
香夜ちゃんが鈴懸の遺志を継いで妖怪と人間の諍いを鎮めようとする話。
 
攻略対象死亡エンドで、時系列が本当にアフターというか死亡後というところが新しいと思います。
 
力なき正義は無力ですよね……ということを痛感させられる話でした。
カルラが割って入ってくれなかったら、風(鈴懸?)の加護があったとしても、香夜ちゃん無事では済まなかったんじゃないでしょうか。
 
「For V」後日談もそんな感じですが、このエンド、鈴懸は風になって香夜ちゃんを見守っているとかそんな風に解釈していいんですかね?
だとしたら、鈴懸は死んだ後も彼岸には行かず、現世に留まっているんでしょうかね?
 

第一編

荒魂エンドのアフター。
鈴懸が一番刀の真のお役目と自分の使命を知らされる話。
 
鈴懸は、本当に素直で前向きでよい子ですな。
お役目と使命のために妖怪を斬り続けなくてはならないと知っても、苦悩しつつも人間と妖怪が共に生きられる世のために前に進み続けることを決心するという。
奇螢さんはちょっと鈴懸を見習うといいと思います。
 
鈴懸は螢さんと逆で、自分の手の届く範囲のことを大切にしつつ、それを日の本全体というところまで拡げて考えられる感じなのかな、という気がしました。
なんか物語の主人公っぽい思考ですね。
 
蓮台野が五、六年前からおかしい、常夜の門を閉じたとしても瘴気が散らせないほど、強く常夜と結びついてしまっている、という家光公の話を聞いて、ウチの九十九丸が済みません……という気持ちになりました。いや、別にうちの子というわけではないんですが。そしてそもそも九十九丸のせいではないんですが。
 

第八編

第三編のアフターストーリーと思われます。
数珠丸が天下五剣の真の力と自分の使命を知り、再び数珠丸を手にする話。
 
テーマ的には荒魂アフターと似てますね。
こちらでは数珠丸を借りパクしているので、荒魂アフターと比べると、一歩手前から話を進める感じでした。
 
現世と常夜の境界を守る刀を、幕府に黙って高尾山に預けてて大丈夫なのか、そしてカルラもそれを受け入れていいのか? という疑問を補完してくれました。「これも運命」って便利な言葉ですね……
 
こちらの鈴懸は君ルート側ですので、再び数珠丸を手にすることを躊躇します。ちょっと鈴懸らしくない感じはしましたが、これからも江戸の町の人間として暮らして行けるかどうかというのを気にしてということなので、守りに入っているというか、これも鈴懸にとっては一種の成長なのかなと思います。
荒魂の方もそうですが、天使キャラの苦悩は大好物です。悩め、そして翼をもがれて地に落ちろ(ひどい)
 
それにしても鈴懸がチートすぎて縁さんが可哀想……
孔魔壇の門のゆがみが正されず、狂った妖怪が江戸に襲来するまでになってしまったことをカルラに責められ、家光公は「一番刀のせいではない」と言っていましたが、縁さん本人はすごーく自分を責めてるんだろうな……
 
チート天使鈴懸は門のゆがみを癒やしたそうですが、黄泉路をきちんと閉じられても、九十九丸が一人常夜の門状態なんじゃ……?