悠久のティアブレイド -Lost Chronicle- 感想3（ロウ）
個別キャラ感想
感想2からの続きです。
ロウ（cv：松岡禎丞）
えー、何というか、彼のルートは、収まるべきところに収まるべきものが収まった感じで、良かったね！ 以外の感想があまり浮かばないです。
ロウの記憶オーバーフロー問題回避の謎とか、国の上層部から貴賓的な扱いをされている謎とか、かつての敵であるラスボス・アルカディアと組んでいる謎とか、気弱系王子様だったロウが頭パーンしちゃってる謎とか、これまでのルートの謎が解け、これまでイヴ様視点でしか分からなかった3000年前のあれこれも、ロウ視点で見直すと、君も大変だったんだな……と肩に手を置いてしみじみ言いたくなりますね。
記憶オーバーフロー問題が回避できなかったとはいえ、イヴ様が500年でギブアップしたところ、ロウは3000年近い時間を彼自身として歩んできたわけで。
ロウにとってのアルカディアは、構図的にはイヴ様にとってのクレイドルと近い位置にいますが、イヴ様にとってのクレイドルが単なる「AI」＝「機械」＝「道具」だったのと違って、ロウにとってのアルカディアは「敵対者」＝「自分とは異なる意志を持つ存在」だったのも、ロウが（危ういながらも）自分を保つのに良かったのかなと思いました。
イヴちゃんも、（記憶忘却機能付きだからというところが大きいんでしょうけれども）クレイドルについて単なる道具ではなく保護者とか友人のような、一個の人格として接していたことも、2500年もの間イヴちゃん自身として過ごしてくることが出来た要因のような気がします。
まあイヴ様はね……クレイドルとの最初の邂逅がwith100万人分の遺体の山でしたからね……「これ（クレイドル）は意志を持たない道具なんだ」と思わないと精神の均衡を保てなかったんでしょうけれども。
イヴちゃんも、（記憶忘却機能付きだからというところが大きいんでしょうけれども）クレイドルについて単なる道具ではなく保護者とか友人のような、一個の人格として接していたことも、2500年もの間イヴちゃん自身として過ごしてくることが出来た要因のような気がします。
まあイヴ様はね……クレイドルとの最初の邂逅がwith100万人分の遺体の山でしたからね……「これ（クレイドル）は意志を持たない道具なんだ」と思わないと精神の均衡を保てなかったんでしょうけれども。
ロウルートなのにクレイドルの話になってしまった。
それにしてもアルカディア謹製のウィルスが万能すぎる件。
そんなんであのファンタジックナノマシンが制御できるなら、ロウとイヴ様はこんなに苦しまなくて済んだんじゃ……？
クレイドルも、「治療行為」名目でイヴ様の脳の摘出手術できるぐらいなら、同じく「治療行為」でナノマシンへのウィルス感染も可能でしょうし。
まあ、なんか神の啓示を受けたらしいアルカディア様だからこそ作れるウィルスってことなんですかね……
AIが受ける神の啓示というのもSF的な題材なので、掘り下げてほしいなー、でもここまでのファンタジー寄りな処理の数々を見るに、「ご想像にお任せします」なのかなー。
そんなんであのファンタジックナノマシンが制御できるなら、ロウとイヴ様はこんなに苦しまなくて済んだんじゃ……？
クレイドルも、「治療行為」名目でイヴ様の脳の摘出手術できるぐらいなら、同じく「治療行為」でナノマシンへのウィルス感染も可能でしょうし。
まあ、なんか神の啓示を受けたらしいアルカディア様だからこそ作れるウィルスってことなんですかね……
AIが受ける神の啓示というのもSF的な題材なので、掘り下げてほしいなー、でもここまでのファンタジー寄りな処理の数々を見るに、「ご想像にお任せします」なのかなー。
ハッピーエンドについて、イヴちゃんの人格がクレイドルが端末として使っていたあの丸い筐体に入り、イヴ様はイヴ様として人間の肉体で蘇る（死んでませんが）、という結末でしたが。
イヴちゃん、疑似人類ボディに乗せてあげることは出来なかったんですか……？
現生人類の皆さんは、脳代わりの生体コンピュータに古代人の人格データをインストールして活動しているわけですから、同じことだと思うんですが。
イヴちゃん、疑似人類ボディに乗せてあげることは出来なかったんですか……？
現生人類の皆さんは、脳代わりの生体コンピュータに古代人の人格データをインストールして活動しているわけですから、同じことだと思うんですが。
ロウとイヴ様については「良かったね！」なだけに、これまで2500年間イヴ様の盾として頑張ってきたイヴちゃんにも救済プリーズ。
トラジックエンドについては、これはこれで良かったかなと。ロウが自ら（まあアルカディアにそそのかされた面も）敷いてきた道を歩みきった先に、人生の終わりを迎えることが出来たということですよね。
クレイドルは残念でしたけど、シュドルートだと、ハッピーエンドでさえクレイドルお亡くなり遊ばしてますしね……
クレイドルは残念でしたけど、シュドルートだと、ハッピーエンドでさえクレイドルお亡くなり遊ばしてますしね……
「対アリ」のアリスで松岡さんの演技力にひれ伏してからというもの、松岡さんの演技が物凄く好きです。
声そのものはそれほどでもないんですが（申し訳ありませんが完全に好みの問題）、とにかく、あの演技が！
ロウも大変良かったです。特に頭パーンしちゃってるときの演技が。
声そのものはそれほどでもないんですが（申し訳ありませんが完全に好みの問題）、とにかく、あの演技が！
ロウも大変良かったです。特に頭パーンしちゃってるときの演技が。
というか、ロウというキャラクター自体が、こちらサイドの仲間になってからより「一緒に死のう！」状態の時の方が、表情も言動も魅力的だったような……
改心（？）してからは、なんというか、毒が抜けてごく普通の少年になってしまったなー、という感じがしました。
まあ、彼のためには良いことですし、そもそも少年という年ではないんで、「ごく普通の少年」と感じる時点で普通じゃないという可能性が。
改心（？）してからは、なんというか、毒が抜けてごく普通の少年になってしまったなー、という感じがしました。
まあ、彼のためには良いことですし、そもそも少年という年ではないんで、「ごく普通の少年」と感じる時点で普通じゃないという可能性が。
そういえば、国王の息子でもないのに「王子様」「殿下」と呼ばれて特権階級扱いされている理由は、本人ルートでも不明なままでした。
こりゃ本当に「議長」の役職が世襲なのかも知れませんね。いよいよ民主主義限界説か……
いずれにせよ単なる神殿騎士団長の妹が「姫様」扱いなのは全く意味が分かりませんが。
疑似人類、工場で作られる設定の割に生殖能力があるみたいなんですが（そういえば冒頭で赤ちゃん出てきてたな）、普通妊娠で脳代わりの生体コンピュータまで形成されるんでしょうか。それとも誕生後（もしくは前？）に埋め込む必要があるんでしょうか？
謎の生態ですな……
謎の生態ですな……
