kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

クランク・イン 感想8(その他諸々)

感想7からの続きです。

その他諸々感想

システム面について

お世辞にも使いやすいとは言えなかったです。
スタート画面とかで、システムボイスが再生し終わらないとメニュー選択が出来ないとか、
クイックロードのやり方が、取扱説明書見ても書いてないとか、
クイックセーブが△ボタンだとか。
 
特にクイックセーブ、6人目に至っても、メニュー開こうとして間違って△押してしまって泣きました……
せめてコンフィグつけるか、ログから巻き戻せるようにするか、クイックセーブするかどうかの確認画面をつけるかして欲しかったです。
 
まあ、やっていればある程度慣れるし、中身の方が大事なので、私はあまりシステムは気にしない方なんですが。
システムボイスは結構種類がたくさんあって良かったです。
 

主人公について

イメージ 1
トロコンまでプレイしても、やはり個性が感じられないというか、鏡のような、水面のような主人公ちゃんでした。

いや、主人公というより「ヒロイン」なんでしょうかね。作中の映画でもそうですし、「クランク・イン」というゲームにおいても、主役(攻略対象)に合わせて形を変え、寄り添い、支える存在みたいな。
 
(一部を除き)いい子だとは思うんですが、個人的には、個性が薄すぎて、好き嫌いのレベルまで達しない主人公ちゃんでした。
私、個性とか意志が強めの主人公が好きなんですよねー……
 

メインヒーローについて

神楽坂君、でいいんですよね……?
パケ絵はなぜか逢坂兄弟ですけども。
 
時雨先生の作り込みっぷりが裏メインヒーローみたいな感じを受けるので、それと正反対の、陽性の空気しか持っていないような神楽坂君がメインヒーローかなと。
 
いや、そんな理屈をこねなくても、「クランク・イン」を最も体現していると、神楽坂ルートをプレイしたときは思ったんですが、後の方に行くにつれて、どんどん自信がなくなっていったのでした……
 
プチレーヴさんは、「クランク・イン」をどういうゲームにしたかったんですかね……?
 

オープニングテーマについて

緑ヶ島中学ルート、聖エドワード学園ルート、時雨先生ルートと3種類あるのですが、それぞれルートの雰囲気をよく表していてとても良かったです。
 
個人的な好みでいうと、聖エドワード学園バージョンが一番好きです。
歌詞と曲調が一番合っているのは緑ヶ島中学バージョン、時雨先生のアレさがそこはかとなくにじみ出ているのが時雨先生バージョンだと思います。
 
歌詞が全体的にとても好きなんですが、特に「限界を更に追いこして」から始まるサビ部分が凄く良いと思う。
 

というわけで

「クランク・イン」の感想でした。
感想1でも書いたとおり、100%中の方目当てで始めたんですが、ゲームそのものもとても楽しめました。
 
好きなキャラ順は、

櫻井時雨>神楽坂悠真>徒野真澄>村雲朔>周柊≧逢坂聖=逢坂忍
 
です。
 
並べてみると、ものの見事に学年順ですね。
徒野君と周君は、シナリオがもうちょっと良かったら、もう少し上に行っていたかも知れないです。
逢坂兄弟は、良くなかったわけではなく、私のそもそもの好みが年上キャラなので、割を食っているだけです。
 
楽しめた、おすすめだとか言っている割に感想にツッコミが多いんですが、全て愛です。
好きだからこそ、もっと良くなって欲しいんです。
特に青年編ですが、描写の積み重ねが足りないというか、全体的に掘り下げが浅かったのが一番残念でした。
キャパシティ的な問題なら、トゥルーとアナザーを作るのではなく、1本に絞って、その分キャラクターに厚みを出して欲しかったなあ……
 
なので、是非FDお願いします。
本編で足りなかった分はFDで掘り下げましょう。ホントお願いします。
 
そういえば、中学編で出て来たますみんの隠しアクセサリーの伏線(?)が回収されませんでしたけど、あれは結局、死んだ実母の形見(義母がいる自宅に置いとけないので、学校に隠している)っていうことでいいのかなあ。
ますみんが実母の形見(推定)を大切に持っていることを、時雨先生は知ってるのかなあ。
 
とか、そういうことですよ……そういうところをきちんと描いて欲しいんですよう……!