百花百狼～戦国忍法帖～ 感想5（月下丸）
なんか忠犬が過ぎて、これが何かの拍子に反転したらえらいことになるだろうなと思っていたんですが、別に病むわけでもなし、最後まで槐様の忠犬でした。
それはそれで大変良いと思います！
あと、忠犬に手をかまれそうになるのは物凄くオイシイと思う……（槐が月下丸を看病しているときに、頭なでてたらうっかり押し倒された例の件です）
それはそれで大変良いと思います！
あと、忠犬に手をかまれそうになるのは物凄くオイシイと思う……（槐が月下丸を看病しているときに、頭なでてたらうっかり押し倒された例の件です）
月下丸は、真面目が過ぎて面白くなっちゃうところが良いですね。
恋愛面では、完全無欠の従者だった月下丸が、槐を思い人としてだんだん意識していくのが良かったです。槐の方でもまた然り。
地の文で、「隙間なく合わさる」とか、「月下丸と重なるために生まれてきたのではないか」みたいなそこはかとなく色っぽい表現があって、なんかもう物凄く二人の関係が運命っぽい感じでした。さすがメインヒーローだぜ……
といっても、別においろけなことをしているときの地の文ではなく、逃亡生活の中、単に互いを元気づけるために抱き合っているだけのときの表現なんですが。それでこれとか、さすがメインヒーローだぜ……（2回目）
地の文で、「隙間なく合わさる」とか、「月下丸と重なるために生まれてきたのではないか」みたいなそこはかとなく色っぽい表現があって、なんかもう物凄く二人の関係が運命っぽい感じでした。さすがメインヒーローだぜ……
といっても、別においろけなことをしているときの地の文ではなく、逃亡生活の中、単に互いを元気づけるために抱き合っているだけのときの表現なんですが。それでこれとか、さすがメインヒーローだぜ……（2回目）
槐が甘ちゃんなのは他の多くのルートと同じですが、あまり自覚もなく守られているだけだった箱入り忍の槐が、月下丸と逃亡生活を送る中で、月下丸を守りたい、支えたいと意識が変わっていくのが良かったです。
そんな感じですので、槐が追っ手（っていうか）を殺したりもするわけです。
これまで見てきたお話ですと、槐は今回京に出て来たのが初めての任務で、つまり今まで実戦を戦った経験も、人を殺した経験もないはずなんですよね。
そんな槐が、切羽詰まった状態だったとは言え、座頭衆の長をさくっと殺して、その後特に何も触れない、何の感慨も抱かないというのは、ちょっと違和感だったかなあ……
いやまあ、いちいち落ち込まれても（見てる側としては）困るので、いいといえばいいんですけども。
そんな感じですので、槐が追っ手（っていうか）を殺したりもするわけです。
これまで見てきたお話ですと、槐は今回京に出て来たのが初めての任務で、つまり今まで実戦を戦った経験も、人を殺した経験もないはずなんですよね。
そんな槐が、切羽詰まった状態だったとは言え、座頭衆の長をさくっと殺して、その後特に何も触れない、何の感慨も抱かないというのは、ちょっと違和感だったかなあ……
いやまあ、いちいち落ち込まれても（見てる側としては）困るので、いいといえばいいんですけども。
手を汚す槐と言えば、ハッピーエンドのラストのところで、「わたしは獣です！」みたいに言ってゲス父を倒すところが良かったです。タイトル回収の仕方も良かったですし。
それに、秀吉に一泡吹かせられたのも痛快ですね。
それに、秀吉に一泡吹かせられたのも痛快ですね。
槐の仲間達一人一人に槐追討命令が下り、五大老が、そのうち誰が槐を殺すか賭け、当たった人間が秀頼の後見人となるとか、秀吉、本当に酷薄なことなさる……
ところでこのルートでは、黒雪に秀吉暗殺命令下っていなかったようですね。共通ルートでゲス父から黒雪に渡された命令書の中身なんだったんだろうか。
月下丸の過保護の理由が、このルートでは明かされます。
槐母に「この子を守って」と言われたから、という理由ではあるのですが、そもそもなぜ槐母がそんなことを言ったのかというと、元々月下丸には、実母が施した「槐を殺せ」という呪いがかかっていたということです。槐母は、槐を守るため、その呪いの力を使って「守れ」という命令を上書きした、ということだったはず（あやふやな理解）
槐母に「この子を守って」と言われたから、という理由ではあるのですが、そもそもなぜ槐母がそんなことを言ったのかというと、元々月下丸には、実母が施した「槐を殺せ」という呪いがかかっていたということです。槐母は、槐を守るため、その呪いの力を使って「守れ」という命令を上書きした、ということだったはず（あやふやな理解）
そういえば、黒雪ルートで、「影や呪術を使う家系」って言われてましたもんね。月・雪母も呪術に長けていたんですね。
プレイ中は「影や呪術を使う家系」なので、月下丸が無意識に、自己暗示みたいな感じで己に呪いをかけてしまったのかな……とも考えましたけど、普通にもっとストレートな経緯でした。
月・雪母が愛する（多分）息子にそんなことをさせようとするとは、甲賀は、というかゲス父は、伊賀に対してどんなおぞましいことをしたんでしょうか……さすがゲス父。
プレイ中は「影や呪術を使う家系」なので、月下丸が無意識に、自己暗示みたいな感じで己に呪いをかけてしまったのかな……とも考えましたけど、普通にもっとストレートな経緯でした。
月・雪母が愛する（多分）息子にそんなことをさせようとするとは、甲賀は、というかゲス父は、伊賀に対してどんなおぞましいことをしたんでしょうか……さすがゲス父。
仲間達は黒雪以外全滅パターンでしたけど、結局月下丸と槐が手にかけたのは猿之介だけでしたね。蝶治郎兄様ルートが一番アレだった……
黒雪は滅茶苦茶しぶといですね！ 全ルート（ハッピーエンド）で生き残ってるのって、仲間達の中で黒雪だけじゃないですか？ さすが加賀でのあまりにも過酷な修行に耐え抜いただけありますね。
黒雪は滅茶苦茶しぶといですね！ 全ルート（ハッピーエンド）で生き残ってるのって、仲間達の中で黒雪だけじゃないですか？ さすが加賀でのあまりにも過酷な修行に耐え抜いただけありますね。
中盤でラブコメぶち込まれて、「あっ……はい」ってなりました。
五右衛門ルートでの茂吉少年の件もあるので、道中助けた人間は刺客と疑う癖が付いてしまったんですが、なんかそんなことは全くなかった。
忍関係は確かに非情で過酷なんですが、村に降りたりすると、意外と渡る世間に鬼はないですよね、この世界。
五右衛門ルートでの茂吉少年の件もあるので、道中助けた人間は刺客と疑う癖が付いてしまったんですが、なんかそんなことは全くなかった。
忍関係は確かに非情で過酷なんですが、村に降りたりすると、意外と渡る世間に鬼はないですよね、この世界。
