kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

ピオフィオーレの晩鐘 感想3(ダンテ・ファルツォーネ)

個別キャラ感想

感想2からの続きです。

ダンテ・ファルツォーネ(cv.石川界人

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※公式サイトにバナーがなかったため、ツイッターアイコンを使用しています。画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社およびデザインファクトリー株式会社に帰属します。

 

伝統を固持するマフィア「ファルツォーネ・ファミリー」のカポ。

気合いの入った甘党。

 

ニコラー! 本人ルートだけでは飽き足らず、ダンテルートでも裏切るのやめて差し上げろダンテが可哀想だろ!

いくらダンテのためを思っての行動と言っても、ダンテにどれだけ心労かければ気が済むんだよ!

という感じで、ダンテに物凄く感情移入してしまいました。

頑張れダンテ!

 

ストーリーは、リリィ嬢に秘められた秘密を軸に進むのが大変良かったです。

これまでのルートでは、そこが明かされず、「なぜか狙われたり保護されたりするリリィ嬢」のまま話が進んだので、どうにも足下がフワフワした感じでしたからね。

 

まあ楊氏は存在自体が人間離れしてますし、楊氏の性格的にもストーリー的にも「何かこの女には利用価値があるらしい」程度の情報で構わないんですが、問題はニコラルートです。

ニコラが裏切りを働いてまで、ダンテからファルツォーネ・ファミリーのカポという名誉(ニコラ的には重荷)を下ろさせようとする理由が全く分からず、ニコラが空回りしまくっているだけに感じられてしまいましたし。

ダンテルートで明かされるファルツォーネ直系に課された使命の存在を加味すれば、まあニコラの行動の意味も、分からなくはないような気もしないではない。

それでも私としては、きちんと腹割って話し合えばいいだけの話じゃ……としか思えませんでしたが。

 

ダンテが、マフィアのカポとして、そしてファルツォーネの使命を課された者として、両面から追い詰められていく感じが、大変息苦しくて良かったです。

ダンテはメインヒーローなのに(メインヒーローだから?)幸薄すぎますし、ファルツォーネ・ファミリーはブルローネ・マフィアの中で最大勢力という割には脆弱な印象があるしで、ハラハラしました。

 

後半、特に使命側で説明が多くてちょっとだれ気味かなと思いましたけど、あれはあれでまた良し。

エピソード交えて説明しようとすると、ボリュームが多くなりすぎてしまうでしょうしねえ。

あと、マフィア側の話の中で、ダンテが「ニコラの方がカポに相応しかった」とか漏らした折には、画面に向かって全力で否定させていただきました。

 

恋愛面では、ダンテの不器用さが物凄く可愛らしかったです。

最初の冷徹な感じからのギャップで、もう萌えざるを得んという感じでした。

リリィ嬢に壁ドンされるダンテの図には、心から笑顔になりました。

 

リリィ嬢はダンテの赤い糸の相手であって、ブルローネに眠る秘密の封印を解くためにはリリィ嬢とダンテが結ばれる必要があるとか、あとはタイトル回収とか、ダンテさんマジメインヒーローでした。

ダンテルートで封印解かなかったということは、もう本編内では封印が解かれることはないんだろうな。

 

ダンテが意外と強いことに驚いた(メインヒーローに向かって失礼)

薬物に冒されている状態とはいえ、楊氏の部下(ペット?)のランには楽勝できるのですね。

 


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