kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

Collar×Malice 感想1(榎本峰雄)

はじめに

実は先に触れたのは舞台版でした。(ゲームについても各所で感想をちらちら拝見しておりましたが。)

その舞台版で望田先輩が大変いい味を出していたので、というのは言い過ぎですが、いつかやろうと思っていた作品をプレイするきっかけになったのは間違いないです。

 

プレイ順は
榎本峰雄→笹塚尊→岡崎契→白石景之→柳愛時
です。

 なお、感想チラ見の結果、設定面のネタバレ(黒幕とか)は何となく知った上でプレイしています。

 

そんな感じで感想です。
声優さんの氏名は敬称略です。

 

ストーリー概要

テロ組織「アドニス」が巻き起こした新宿区を舞台にした連続テロ事件「X-Day事件」の対策として、日本国政府は新宿区を外界から封鎖し、新宿区の住民には護身用として拳銃を配付する措置を実施した。

新宿警察署に勤める新人警官の主人公は、ある日アドニスに襲われ、毒入り・盗聴器付きの首輪をつけられてしまう。このことが警察に知れたら殺すと脅される中、主人公は元警察関係者達をメンバーとする「探偵事務所」の面々と共に、X-Day事件の真相を追うことになる。みたいな話。

 

個別キャラ感想

榎本峰雄(cv.斉藤壮馬

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※「Collar×Malice」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社およびデザインファクトリー株式会社に帰属します。

 

愛すべきバカ。元・機動捜査隊所属で、将来を嘱望されていた。

 

一言で言うと、「参った参った、馬鹿には勝てん」という話。

 

全体的に、市香ちゃんが甘くてつらかった……

これが学生とか、社会人だとしても民間人ならそんなに気にしないんですけど、新人とはいえ警察学校出の警察官でこれはちょっとつらいなあと思いました。

性格がそんな感じなので、見た目も余計鼻についてしまってつらかったです。

フワッフワの髪におリボン結んでるとか、パフスリーブにミニスカの制服とか、なぜか黄緑のリボンを腕に巻いてる(これは多分所属を表す腕章的なもののようですが)とか、君警察官だろ制服コスプレしてるんじゃないんだろ!

これはもうあれですね、「※イラストはイメージです」ですね。

市香ちゃんは本当はきっとかっちりした制服着て、髪も地味にひっつめてるんだ、そうに違いない……

主人公のフェイスアイコンなかったのは、逆に喜ぶべきだったかも知れません。

 

わざわざ私なんかがこんなところで言わなくても、散々検討され尽くした上であえての設定なのでしょうけど、新宿区隔離と銃刀法解除(作中での表現に倣っていますが、「解除」という言い方もどうなんだろう)が全く理解できなくてつらいです。

政府とアドニスがつながってる(新宿区隔離と銃刀法解除を目的として、アドニスがテロ→当該テロを理由として、政府が両措置を実施)(だとしても両措置を実行する意味もメリットも分からないし、そんなことしたらテロ関係なく一瞬で政権が吹っ飛ぶと思うのですが)とかじゃないと本当に意味不明だと思うんですが。

にもかかわらず、キャラ達はみんな、不平や疑問はありつつも、基本的に両措置に納得しているようなのが、本気でついて行けないです。

これ、今後のルートできちんと説明されるんでしょうか。それとも、必然性は無視して、単にゲームのステージを整えるための舞台装置であると納得しなければならないんでしょうか。

 

榎本氏は作中公認のおバカキャラです。

が、おバカキャラの割に妙にうじうじしているところが、見ていてつらかったです。

さっきからつらいしか言っていないですが、つらかったんですよ、ホント……なのでクリアにかなり時間がかかってしまいました。

おバカならおバカらしく突っ走って欲しかったです。

 

というわけで、ライブハウスでの一件までは本当に進めるのがつらかったんですが、そこで榎本氏がうじうじの原因である機動捜査隊時代の先輩の件を(一応)吹っ切ってからは、結構マシな感じになりました。

ライブハウスの一件で4月と5月のX-Day事件が一応の解決を見て、榎本氏も吹っ切れましたし、このあたりで榎本ルート終わりかな? と思いながらプレイしていたのですが、もう一山ありましたね。

 

吹っ切れ榎本氏が7月の事件の犯人である緒方氏を追い詰めようとして、逆に陥れられる件は、吹っ切れたおバカの弊害が出ているなあと思いました。

でも、市香ちゃんは、榎本氏が現在進行形で陥れられていることを知って助けに行ったはずなのに、何で榎本氏の拳がうなる前に「罠ですよ」的なことを言ってあげなかったんだろうか。謎です。

 

榎本氏と市香ちゃんが緒方氏の心に寄り添おうとしていたのは、個人的にはそこまでしてあげる必要を感じなかったのですが、そこまでやらないと真の解決にはたどり着けなかったのでしょうね。

そしてそこまで出来るのは、榎本氏と市香ちゃんであればこそだったんだろうなあということは理解しました。

そんな感じで真の解決にたどり着き、緒方氏は再び逮捕されておりましたが、7月の殺人事件は、既に刑事裁判を経て緒方氏は無罪判決を受けているのですよね。

一事不再理の原則からすると、緒方氏を7月事件の殺人容疑で逮捕することは出来ないと思うんですが、何の容疑で逮捕されたの?

それともまだ控訴期間内だったんでしたっけ? 緒方氏シャバでテレビ出まくってましたけど……

 

恋愛面では、市香ちゃんが榎本氏に惹かれていく過程やエピソードはきちんと描かれていたと思います。私としてはあまり刺さる描写はありませんでしたが、それでも理解は出来るという感じ。

榎本氏の、性格的にムーディになりきれないところは、あれは一応魅力としてカウントしていいんですよね?

 

 

 


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