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主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

【読書記録】「終末何してますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?4」「終末何してますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?5」「メイデーア転生物語2」

読んだ本の一言感想です。ポロッとネタバレしてるかもしれませんが、悪しからず。

 

「終末何してますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?4」(枯野瑛/角川スニーカー文庫

前巻で死にかけた主人公が、500年前の人間族の終末を追体験する話。

 

メインヒロイン不在巻。そして冒頭にちらっと出てきただけなのに、やはり喰人族のお姉さんはあざとい(誉め言葉)

現在体験している世界が夢であり精神攻撃の一種だと理解しているにも関わらず、その登場人物であるかつての家族や仲間と真剣に向き合うところに、主人公の誠実さと臆病さが混在しているんだろうなと感じました。

それでも夢に埋もれてやれないのは、主人公の強さでもあり、同行しているサブヒロインのお守り効果であり、空の上のサブヒロイン達との絆なのでしょうね。

あれ? ところで主人公、メインヒロインが今どうなってるか知ってるんでしたっけ?

 

今巻も主人公の「才能ない(ただし才能ある人より強い)」が炸裂してましたが、これいつまでやるの? 最後まで?

 

最後に主人公が大変身してしまいましたが、メインヒロインとの再会はあるんでしょうか。

 

 

 

 

「終末何してますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?5」(枯野瑛/角川スニーカー文庫

「獣」に浸食された主人公が、命を賭して「妖精」達の未来を守ろうとする話。

 

主人公氏、他の「獣」の皆さんみたいに人相どころか人間であった名残もないほど大変身したのかと思ったら、そうでもなかったようですね。 1体の「獣」を二人で分け合えばあの程度で済むのでしょうか。

 

何か意外というか、珍しい展開の話だったなと思います。

3巻までと4巻と5巻で、それぞれメインヒロインが違うような…(移り気というわけではなく)

恋愛的な意味でのメインヒロインは1人ですが、主人公の傍らにあって支え合って事態を乗り越えるポジの子が違うんですよね。

この最終巻も、もっと蒼髪メインヒロインが出張ってきて事態を収束に導くんではないかと思っていたんですが、思い出だけの登場でしたね。

 

元勇者が主人公で現勇者がヒロインの大多数を占めていますが、「世界を救う話」というよりは、「世界を救うための「妖精」達を守る話(世界は特に救えてない)」でした。

既に勇者ではなくなった主人公ゆえにこその選択であり物語ということでしょうね。

 

絶望感や閉塞感の少なさは最後まで健在でした。

あのエピローグ、もしや真のメインヒロインは喰人種のお姉さんだった……!?

 

 

 

 

「メイデーア転生物語2」(友麻碧/富士見L文庫

救世主の守護者に選ばれた主人公が、引き続き特待生を目指して魔法学校で仲間と共に奮闘したり、「敵」と見えたりする話。

 

「メイデーア転生物語」シリーズを読むと、精神の均衡を図るために「俺たちの魔王はこれからだ。」を読み返したくなります。

いや別に「メイデーア転生物語」に問題があるわけではないのですが、いかんせん「俺たちの~」と結構違うキャラ(キャラそのものが違ったり、同名でも性格が違ったり)が多いので、このキャラ達で今後直面するであろう数々の事件にどう立ち向かうのかなーと思ったりすると、つい……

 

マキアが救世主に向けて言ったアレは、もうちょっと後になってからぶちかますのかと思っていたので、今の時点で言うのは意外でした。

あと、そのことに関してマキアとトールのすれ違いが、大変ニヤニヤします。 というかトール分かりやすすぎですよね? マキアお嬢様は鈍感、というか、これまでの積み重ねがあるので、逆に発想の切り替えができない感じでしょうか。

 

これから、関係するキャラもたくさん出てきて、世界の命運と向き合っていかなければならなくなるはず。この彼らがどのようにそれをし、感情を動かしていくのか、大変楽しみです。

さし当たっては、(原作通りなら)作中一番の萌えキャラ(私にとって)であるはずの、某金髪さんとのコンタクトに期待。

 

 

 

 

 

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