kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

剣が君 百夜綴り 感想メモ1(天竺葵の書、山茶花の書)

はじめに

「剣が君 for V」をフルコンした後、本当はワンクッション置いてから「剣が君 百夜綴り」をプレイしようと思っていました。
というのも、「剣が君 for V」の追加要素である後日談で、ちょっと声優さんの声質? 演技? に本編との差異を感じたところがあったので。
別ゲーム挟めば気にならなくなるだろう、自分そんなに耳良くないし……と思ってたんですが。
 
どうも別ゲームやる気になれず、続けて「百夜綴り」をプレイすることにしました。
この世界観やキャラクター達から離れたくなくてですねー。
 
どうやら私は自分で思っていたより「剣が君」が好きなようです。
 
そして「百夜綴り」をプレイした結果、更に好きになった気がします。
いや、「百夜綴り」本当良かった。
 
あ、でもとりあえず一つだけ。
彼岸花の書のアフターストーリー(本編各エンド絡みの話)をプレイする前にご褒美の人物詳細の九十九丸4頁目を聞いちゃいけません。
えらいネタバレかまされます。
 
作品の形式が短編集みたいな感じなので、全部の感想を書くのではなく、思うところがあったものを選んでちょこちょこ書いていきたいと思います。
 
感想中、
「本編」は「剣が君 for V」後日談を含めたもの
「『for V』本編」は「剣が君 for V」の後日談を含まない本編
「『for V』後日談」は「剣が君 for V」の後日談
「アフター」は「剣が君 百夜綴り」の各エンド後日談(後日の話でないのもありますが)
をさします。(使わないかもしれないけど一応定義しておく)
 

天竺葵の書

前章で駿府に到着し、お役御免となった護衛の皆さんが、三々五々江戸に帰る道々なぜか一緒になってしまい、一騒動に巻き込まれる話。
 
無粋なのかも知れませんが、どの時空なのかが気になる(この話というよりは「百夜綴り」全編通してですが)
この「天竺葵の書」に関しては、どのルートでもないパラレル時空と思われます。
 
本編ではそんなことはなかったようですが、同日に同じ場所を出立して同じ交通手段(徒歩)で同じ目的地を目指せば、確かに道中一緒になってもおかしくないですね。
 
年少組(左京さん螢さん鈴懸)御一行は左京さんのおかんっぷり(対鈴懸)と螢さんの相変わらずの詰めの甘さと鈴懸の天使っぷりが輝いていました。
 
左京さん、最年少なのにな。鈴懸と同い年なのにな。とてもそうは思えないよ……
 
螢さんと鈴懸の入浴スチルがあるんですが、螢さん、なんで手拭いをちゃんと鉢巻きっぽく頭に巻いておかなかったのかね。
今回はバレずに済みましたが、螢ルートの「for V」和魂後日談が思い出されます。
というか、男の全裸とか別に嬉しくねえ……とか思ってしまいました。
本編にもありましたが、あれはほら、九十九丸と縁さんの傷跡とか、伏線にもなってたから!
本編で入浴スチルなかった人達の救済(?)てことなんでしょうけども。
 
年長組(九十九丸実彰さん縁さん)は……酒乱実彰さんに全部持ってかれましたね……
本編で実彰さんの酒乱の件出て来てましたっけ? お酒が苦手みたいな描写があったような気はしますが。
酒乱に襲われる(物理)2名のスチル大好きです。
 
で、護衛の皆さんはそうとは知らぬまま妖怪屋敷に捕らわれます。
詰めが甘い2人+野生の勘とチートは持ってるけどお花畑1人
と、
普通に使える人+実は使える人+体質により多少の策略は吹っ飛ばす人
の対比が大変面白かったです。
 
普通に使える実彰さんはもちろんかっこいいですが、いつもはちゃらんぽらんしている人が有事の際に見せる鋭さというのは堪えられません。縁さんは本当にかっこいいですね。本人ルート以外では。本人ルート以外では……!(2回言った)
九十九丸? 彼は通常営業です(毒だろうが薬だろうがへっちゃら)
縁さんが妖怪に見せられた幻、ご本人のおっしゃる通り大変エグかった。ありゃ心折れるわ……(注:グロではない)
 
対普通の妖怪最強の九十九丸が活躍しましたけど、これは体質……というか例の特性のためというより、記憶喪失のお陰なんでしょうね。
本人が忘れてる/知らない情報引き出せるとか、あの妖怪結構すごいな。
 

山茶花の書

みんなで協力してライバル店の妨害を乗り越え、香夜ちゃんの料理茶屋を大江戸No.1にする話。
 
本編の感想でも「香夜ちゃんの料理茶屋」って書いちゃってますけど、正しくは「香夜ちゃんの父親がオーナーシェフの料理茶屋」ですね。
 
皆さんそれぞれ活躍するんですが、中でも左京さんの看板娘(スチル付き)が……
普通にしてても女性と見紛う左京さんなので、女装的な違和感はなく、たいそう美人なのですが……なんか怖い……
 
香夜ちゃんは意外とファイティングスピリットがありますね。香夜父が、妨害を受けてお客さんの迷惑になるからと料理茶屋番付を降りることを決めたのに、香夜ちゃんが相談もせず続行を決めちゃっていいのかね? と思いましたが。
 
あと、他のお店は○○屋、と屋号が出てくるのに、主人公のところだけ単に料理茶屋、と呼ばれるのが何だかな、と。
本編は他のお店の話なんか出て来なかったので必要なかったんでしょうし、今更屋号出すのも不自然だということなのでしょうね。
 
そしてめでたくNo.1の座を勝ち取った香夜ちゃんの料理茶屋。
話を聞きつけたどこぞの藩主様がお忍びで食事をしに来ることになります。そこに再びの妨害が! 香夜ちゃんたちは無事藩主様を満足させる料理が出せるのでしょうか……ということで、また護衛の皆さん方が大活躍します。
 
藩主、と聞いたとき、「もしや水戸藩主か?」と思ったんですが、独眼竜でしたね。まあ、水戸藩主にしちゃうと縁さんの話になりすぎますからね。
独眼竜の付き人として柳生三厳さんもやってくるのですが、眼帯が二人か……ちょっとスチルがほしかったです。
 
多分、この終盤の藩主様おもてなしで、一番活躍したのは縁さんだと思います。妨害により準備の時間がない中、独眼竜の江戸見物の案内役を買って出て、時間を稼ぐという。
 
もちろん香夜ちゃんたちに素性は明かせないので、讃えられることはないのですが、その辺が縁さんの妙のような気がします。本編でも、ちゃらんぽらんな裏で頑張ってる設定……いや、本編の縁さんルートのことを思い出すと悲しくなるのでやめておきます。
 
「百夜綴り」の縁さんは、今のところ格好いいよ!