kakinagu-l

主にプレイしたゲームの感想を備忘録的に書き殴ります。ネタバレに配慮ありません。

KLAP!! ~Kind Love And Punish~ 感想3(駿河明人)

キャラ別感想

感想2からの続きです。

駿河明人(cv:立花慎之介

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河童。正確を期すならエロガッパ。
人間界とも取引のある大企業の御曹司です。
ハゲという言葉に過敏に反応する。
 
私の短い乙女ゲー遍歴の中でガチ遊び人の攻略対象に出会ったのは初めてです。
今までは遊び人と見せかけて、実は結構真面目というキャラばかりでしたからねー。ニルアドのあの人とか対アリのその人とか剣が君のこの人とか。

というか逆に考えると、1作に1人ぐらいは遊び人風のキャラがいるけれど、その中でガチ遊び人なのは4作に1作ぐらいという確率なんですかね? これって高いのか低いのか。
 
ともかく、そういう遊び人もどきの中にあって燦然と輝くガチ遊び人ということで、自分的には結構好印象でした(乙女ゲープレイヤーとしてどうなのか)
「こんな気持ちになったのは初めて」みたいなことをおっしゃってはいましたが、その辺はお約束というかやむを得んのでしょう。多分。
 

明人「ここに連れてきた女性は先生が初めてだよ」
暦ちゃん「みんなにそう言ってるんでしょ」
明人「そうだけど」

みたいな会話(表現はうろ覚えですが大体そういう要旨)がありまして、物凄く笑えました。
そこで肯定するのかよ! と。
素直な上にガチ遊び人で大変結構ですな。

 
クリアするまで全く気付かなかったんですが、某アルバレア公子(次男)と同じ声優さん……ですよね……?
キャラが違いすぎるせいか、未だに共通点が聞き取れないです。まあそもそも私の耳がポンコツなんですが。
今度「閃3」の方でユーシスが登場したら、もっとよくよく聴いてみようと思います。
 
個別ルートは異種族間恋愛もしくは身分差恋愛(御曹司だから)を乗り越える感じの話でした。
 
前の2人のルートであまり問題にならなかった異種族とか教師と教え子とかをそこそこ気にしていた気がします。
そこはデフォルトで流す部分かと思っていたので、そんなこと気にするんだ!? とびっくりしました。
 
ですが、設定からすると大変王道ですよね。そこをネタとして取り上げないなら「幽魔の学校で人間が(調)教師」という設定が無駄になってしまいますし。
3人プレイした感じですと、「調教」という一見大変アレなシステムが柱の一つになっているからか、シナリオ面は大変手堅い作りになっているなーと思います。
悪くないと思いますよ。王道は皆が良いと思うから王道となっているわけですからね。
 
暦ちゃんとのお付き合いを父親に猛反対され、明人が家出し、燈真の家にご厄介になるところがとても良かったです。
明人が坊々生活から居候生活になり、燈真のご指導により節約生活に励むのも良いんですが、何より燈真が男気があって凄く格好良いです。
あと、美作家で隙あらば暦ちゃんといちゃつこうとする明人を厳しくご指導するところが非常に良い。
でも、何か本人ルートより貧乏に拍車がかかっているような……?
ガンバレ燈真。
 
暦ちゃんは相変わらずとても男前でした。
明人ファンの女の子達に体育館に呼び出されるエピソードがあるのですが、その内の1人が嫉妬のあまり暴走してしまいます。暦ちゃんは他の女の子達を逃がした上に暴走する彼女が外に出て暴れないように鍵を閉め、1人彼女と対峙して調教することに……のシーンは、「お前の出番だろカッパー!」と思ったんですが、結局暦ちゃんがほぼ1人で解決してしまいましたし。
 
それと終盤、明人父に直談判するため駿河家を訪れたときに、明人父に経済的に手酷い扱いを受けた人達が襲撃して来るんですが、明人父を助太刀して鞭で応戦しますし。
 
精神的にも、明人父が二人の関係を認めず強権的な脅しまでしてくることについて「分かってもらえるまで説得しよう!」と明人を励ましますし。
大変素晴らしい。どっちがヒーローか分かりませんな。
(調)教師ですしね……といっても明人の方が暦ちゃんより150歳近く年上なんですけどね。
 
恋愛的には、今までの3人で一番優遇されている感じでした。さすがエロガッパ。
というか、シナリオ内でベッドシーンまでいくとは思わなかった……まあベッドシーンといっても朝チュンですらなく、暗転から即翌日の明人帰宅シーンに飛ぶわけですけども。
 
種族違いが問題になった割には、寿命差に触れられませんでしたね。
暦ちゃん(人間)はどんなに長生きしてもあとせいぜい80年ぐらいなんだから、河童の平均寿命がどのくらいか分かりませんが、その間ぐらい息子の気が済むように好きにさせといてやりゃいいのに明人父……とか思ってしまった。
明人父よりはるかにゲスなプレイヤーですまぬ……